イチゴをトッピングしたチョコレートケーキと何ものってない同じチョコレートケーキだったら、どちらのケーキの方が低カロリーだと思いますか?
大抵の人は、イチゴのせの方がカロリーが少ないと推測するでしょう。これはある調査でも実証されました。
豪メルボルン大学による実験では、イチゴがのったチョコケーキ、ホイップクリームがのったチョコケーキ、何ものっていないケーキの3種類のそれぞれのカロリー量を推測してもらったところ、イチゴのせケーキが一番低カロリーであるとの結果が出たのです。
でも、実際は、イチゴがのっている分カロリーは高くなりますよね。
論文執筆者であるジル ライ博士によると「私たちは、おいしいけど健康には良くない食べ物に誘惑されると、そんなに悪いものじゃないと自分を説得する何らか理由を探すもの」ということ。これは、いわゆる「ハロー効果」という言葉で説明できます。
「ハロー効果」とは、モノや人を評価する時に、ある特徴的な一面に影響され、全体の評価もそれに引きずられゆがめられてしまうことを言います。
食べ物が関わる場合、特に「健康ハロー効果」と呼びます。これも、食べ物のある一面の特徴(オーガニックである、またはフルーツがトッピングされているなど)から、その食べ物は健康的である、または低カロリーであると勝手に判断することを指しています。
例えば、オーガニックの小麦粉を使ったケーキは、たった一つの材料がオーガニックであるというだけで、自分は健康なものを食べているのだという気分になってしまう。
ところが実際は、カロリー的にも栄養価的にも普通のケーキと同じくウエストラインを豊かにする効果があるのです。
見た目の“おいしさ”や健康そうなうたい文句に惑わされないようにご注意ください!
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:
How Restaurants Get You to Order Unhealthy Food
http://blog.womenshealthmag.com/scoop/how-restaurants-get-you-to-order-unhealthy-food/
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-704686.html










