[ カテゴリー:地域, 社会 ]

NST「39年間の空白~拉致事件」 放送文化大賞 地区1位 新潟

NST(新潟市)が制作したドキュメンタリー番組「39年間の空白~拉致事件 認定・未認定の狭間(はざま)で」が第9回日本放送文化大賞の関東甲信越静岡地区審査会で第1位を獲得、11月に発表される中央審査会に、地区代表作品として提出された。

◆特定失踪者めぐる活動追う

番組は、昭和49年に佐渡で行方不明となった特定失踪者、大沢孝司さん=当時(27)=の兄弟や元同僚らの活動を紹介。一方、40年に糸魚川市で失踪した特定失踪者の藤田進さん=当時(17)=の家族も取り上げ、拉致の疑いが濃くても情報がないうえ、周囲に迷惑をかけるのではないかとの不安から、家族や関係者が声を上げる難しさを報告している。

最初に拉致問題を取り上げた、阿部雅美元産経新聞記者や松原仁元拉致問題担当相らにも取材し、問題解決の難しさと、認定・未認定の差はどこにあるのかなどを考察した。

◆「家族らの思いも伝えたい」

制作の中心となった報道部記者の村山裕太さん(28)は「なかなか拉致問題は進展しないが、全国に放送される番組なので、新潟県民として、拉致被害者だけでなく、それ以外の人たちの家族らの思いもしっかり伝えたいと考えた」と、番組の意図を話す。取材の中では、拉致被害の認定・非認定は国のさじ加減であったり、かつての拉致問題に対する消極的な対応など、政府への疑問や社会の雰囲気、マスコミの報道姿勢も取り上げた。

プロデューサーの酒井昌彦報道部長は「若い記者が拉致問題に取り組んでくれるのはうれしい。長い時間をかけて、いろいろな人と調整しながら番組をつくったのは村山記者にとってもいい経験だった」と話し、今後に期待する。

第1位になったことについて村山さんは「拉致を取り上げることで問題を風化させず、また早く拉致の全体像が示されてほしい」と話している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130827-00000048-san-l15

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