JA全農にいがたは、平成25年産コシヒカリを出荷した農家に支払う「仮渡し金」の設定額を決めた。コシヒカリ一般で1等米60キログラム当たり1万3700円と、前年産より1800円減となり、3年ぶりにマイナスに転じた。消費の落ち込みで、民間在庫量が増加したのが要因。高いブランド力を持つ魚沼産も2300円減の1万6700円だった。
JA全農にいがたによると、6月末の民間在庫量は前年同月比46万トン増の226万トンと22年産以来の高水準となっており、供給過多に陥る恐れがあるとみている。
産地間・業者間の販売競争が激化し、店頭販売も低価格化傾向にあることを踏まえ、「支出可能な最大水準で設定した」(JA全農にいがた)という。
仮渡し金は、農家がJAに出荷した際に支払われるもの。実際の販売価格を反映して後から支払いが追加されるケースが多いが、農家にとっては仮渡し金が基礎収入になる
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