[ カテゴリー:子育て, 社会 ]

障害児教育にタブレットPC

草津市の小中学校で滋賀県内初

知的障害などのある子どもが学ぶ滋賀県草津市の小中学校の特別支援学級で、タブレット型多機能端末を活用した県内初の授業が始まっている。

見たり聞いたり感じたりした通りに指先で触るだけで操作できるため、ほとんどの児童がすぐ使えるようになったという。1人1台ずつ持たせ、発達や障害の程度に合わせた学習も可能で、同市教委は「ノートと黒板ではできなかった授業で、学習の幅が広がりそう」と期待する。

タブレット型端末は▽画面を指でなぞる操作が簡単で分かりやすい▽デジタル教科書で1人ずつ学習内容を設定できる▽写真や動画の撮影と閲覧の機能がセットになり、自ら学ぶ動機付けになる▽インターネット接続が関心を様々な方面に広げる――などの特徴が教育現場でも認知されてきた。全国の公立小中高校などでは2万6653台(2012年3月現在、文科省調べ)が設置された。

特に知的障害や発達障害がある子どもには、直感的に扱えるタブレット型端末の効果に期待が寄せられている。同市教委も今年度、特別支援学級と普通学級に計45台を導入した。

6月から市立山田小の特別支援学級でも端末を使った授業が始まり、2~6年の児童5人が初めてタブレットPCに挑戦した。京近武史教頭がタッチペンで画面をなぞる操作を見せると、児童たちはすぐに、動画を撮ったりゲームをしたりと、端末を自在に使い始めた。

金魚すくいのゲームでは、すくった金魚の数を計算し「40匹取れた」などと喜び、ノートや冊子の計算ドリルでつまずいた足し算に積極的に取り組む姿が見られた。5年生の男児は「思い通りに動かせて楽しかった」と話した。担任の丸田圭子教諭は「普段は難しく感じるはずの計算問題にも、ゲームをする中では抵抗なく入っていった」と手応えを感じていた。

京近教頭は「黒板や教科書を使った座学やマウスを使うパソコンでは集中力が続かない子も、タブレットでは高い関心を持続している。積極的な学習のきっかけにしたい」と話した。

同市教委は、今年度の成果を確認して、来年度以降も導入を拡大していきたいとしている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130709-00010000-yomidr-sci

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