新潟県の沖合で、海底のメタンハイドレートの本格的な埋蔵量の調査が8日から始まりました。
メタンハイドレートは、天然ガスと水が結びつき氷のようになっている固体で、政府はことし3月、愛知県と三重県の沖合の海底のメタンハイドレートから、世界で初めてガスの試験採取に成功しました。
メタンハイドレートをめぐっては日本海側でも埋蔵の可能性が指摘されていて、政府は、8日から新潟県の沖合に調査船を出して、本格的な調査を始めました。
愛知県と三重県の沖合のメタンハイドレートは、海底より数百メートルの深さの地層に分布していましたが、新潟県の沖合では、海底にメタンハイドレートの一部が見えているということです。
政府は、調査船の船底から音波を発信しながら、メタンハイドレートの分布の範囲や埋蔵量を詳しく確認することにしていて、新潟県の沖合を調査した後は、石川県の能登半島の沖合でも調査を行うことにしています。
政府は、5年後の平成30年度からメタンハイドレートを国産天然ガスとして、商業生産することを目指しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035163511.html