大人は「小さな子どもにいじめはない」「いじめられても親に相談する」と思います。しかし実際は、筆者の幼稚園時代にも「いじめよう」という意識のある仲間外れや悪口、叩くなどのいじめが起きていました。
一方で「いじめられる自分が悪い」と思い込み、恐くて親に言えない子が圧倒的に多いのです。今回は子どもがいじめられているかもと気付いたら、親ができることを集めました。
■現場では注意を
「幼稚園でいじめ?」
相談者さんの年少の息子さんは、1人の男の子によく叩かれるそう。「やめて」と言う練習をしているのですが、いざその場になると言えないそうです。
現場を目撃した際にしたいのが、
「お母さんが言って見せてあげたらどうですか?ちゃんとその、叩くお子さんの名前やニックネームを呼んで、『叩かないで』って。(中略)…『小さい子ほど、見たことないことは出来ない』ので、単純に、やってみせれば良いんです」(noname#120110さん)
子どもは生活習慣から言葉まで、親を真似て身に付けていきますよね。まずは親がNoという姿勢を見せてあげましょう。
叩く子の方も、注意されなければ延々と続けます。子どもと関わる仕事をしているruckさんは、
「その場で注意します。(中略)…親がその現場を見たときに、どうして叩くのか、叩かれた方は痛い事、叩かないでほしいということを相手の子にも教えてあげれば」
と、注意の大切さも指摘しています。
■幼稚園への相談ポイント
こちらの相談者さんは、年長の娘がいじめられている事実を認識しました。幼稚園への対応についてご相談ですが、nnmsg1327さんは、
「子どもの言うことをすべて信じて、最初から娘さんの言うことも『事実』として伝えてしまうと、やはり園側も『長時間見ているのはこちら側。親御さんは見ていないのに誇大に反応している』ととらえがち」
と指摘。尋ね方のアドバイスとして、
「『(中略)…娘は最近こういうことが多いと言っていますが、娘の言うことだけを信じるのもどうかと思うので、先生から見て、どうなのでしょう?』(中略)…『このように娘が言い寄られる原因は、どこにあると思いますか?』(中略)…『ぜひ具体的な解決方法を教えてください。そうすると安心しますので…』というふうに、『娘だけでなく先生のことも信じたい。だから一緒に考えてください』という姿勢を全面的に表す」
と、スムーズかつ親身に相談にのってもらえると言います。
■家庭内で安心を
家庭内での親のフォローは、最重要。「ママは何があってもあなたが大好き」と、言葉と態度で伝えましょう。さらに「何かあったら何でもママに話してね。誰にも言わないから」といえば、子どもも安心して相談しやすくなります。
愛する我が子のためにも、親がきちんと対処してあげましょう。