東日本大震災で出た岩手県のがれきを受け入れた三条市を9日、岩手県の千葉茂樹副知事が訪れ、がれきの処理への協力に感謝の気持ちを伝えました。
三条市役所を訪れた岩手県の千葉副知事は、新潟県内でがれきを受け入れた三条市と長岡市それに柏崎市などの市長や副市長らと面会しました。
千葉副知事は、「放射性物質への不安の声が根強くある中、強いリーダーシップのもと受け入れていただいたおかげで岩手県のがれきの処理は、今年度中に処理が終わるめどがたちました」と述べ、がれきの受け入れにあらためて感謝の気持ちを伝えました。
これに対し、三条市の国定市長は、「がれきの受け入れで、岩手県とのご縁をいただいた。引き続き震災からの復興を支援していきたい」と話しました。
新潟県内では、三条市など3つの市で岩田県大槌町の木材のがれきあわせて290トンを受け入れ焼却処理をことし3月末までに終えた後も、新潟市が岩手県に、長岡市が大槌町にそれぞれ職員を派遣するなど、復興支援を続けています。
岩手県の千葉副知事は、「今後も支援を続けるという温かい言葉をかけていただき、感謝している。それぞれの市の先駆的な取り組みなどでも指導して頂きたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034298371.html?t=1368106050754