妊娠中に感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれのある風疹の流行が広がる中、この4か月間に県内で確認された患者は19人と去年1年間の患者数の2倍を超えました。新潟県は、予防接種を受けるなどして感染の拡大を防ぐよう呼びかけています。
熱や発疹などの出る風疹は患者のせきやくしゃみを通じて広がり、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、それに、心臓などに障害が出るおそれがあります。
新潟県によりますと、4月21日までの1週間に、県内では50代の男性と男女の幼児あわせて3人が新たに風疹と診断され、ことしに入ってから4か月の間に確認された患者は19人と去年1年間の患者数8人の2倍を超えました。患者19人のうち、15人は予防接種を受けていない人が多い20代以上の男性だったということです。一方で、新たに診断された2人の幼児は、いずれも風疹ワクチンを1回接種していたということですが、ワクチンは2回の接種で確実な効果が得られることから、免疫ができていなかった可能性があるということです。これからの大型連休で人の移動が活発になると見込まれることから、県は妊娠中の女性への感染を防ぐために、予防接種を受けたり、マスクを着用したりして予防につとめるよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034121871.html?t=1366836185697










