大阪市立桜宮(さくらのみや)高校のバスケットボール部主将の2年男子生徒(17)が体罰を受けた翌日に自殺した問題で、市教委は11日、自殺から5日後の昨年12月28日に顧問の男性教諭(47)から体罰について聞き取った全容を明らかにした。男子生徒が自殺する前日、教諭は練習試合中に両手で顔面を4、5回たたき、さらに頭を4、5回平手で殴ったと説明。「強い部にするには体罰は必要」「たたくことで良い方向に向かう生徒もいる」と話し、常習化していたことも認めた。
自殺前日の体罰について、生徒の母親は「試合から帰宅した後、(生徒は)『30発から40発殴られた』と言っていた」と市教委に話しており、教諭の説明とは食い違っている。
さらに12月18日の練習試合での体罰についても、教諭は「2、3発ほおをたたいた後、側頭部を数回たたいた」と答えたが、母親は生徒から「10発ぐらい殴られた」と聞いたと市教委に伝えている。
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