長生きの秘訣は食生活!?長寿No,1長野の学校給食に学ぶ”減塩レシピ本”発売
厚生労働省の調査で、47都道府県中“長寿No.1”に輝いた長野県にて、長年に渡り減塩食の普及に努めてきた「長野県栄養士会」監修のレシピ集「長寿一位の長野県式減塩ごはん ~調味料の塩分早見表マグネット付き~」が、株式会社マイナビより12月27日に発売される。塩分控えめで野菜を豊富に使った長野の学校給食の献立を家庭風にアレンジしたレシピが満載だ。
長野県民の平均寿命は、昭和40年には男性が全国9位、女性は26位と、昔から長寿だったわけではない。かつて長野は食事の塩分が高めで、脳卒中の死亡率も全国で上位だった。そこで、長野県では約30年前から「県民減塩運動」を開始。「減塩教室」の開催や「減塩パネル」「減塩カレンダー」を作成し県民に配るなどの啓蒙活動を行ってきた。また、体内の余分な塩分(ナトリウム)を排泄するカリウムを多く含む野菜を県民に多く摂取してもらおうと「野菜を食べようキャンペーン」を実施、学校給食にも旬の野菜や地元野菜を豊富に使ってきた。
こうした働きかけが功を奏し、平均寿命は平成2年に男性で1位を獲得、以来トップを維持している。女性は平成12年に3位となり、最新調査では5位。男女の平均順位としては47都道府県で“長寿No.1”となった。
このほど発売となるレシピ集「長寿一位の長野県式減塩ごはん」では、こうした長野県の取り組みに協力してきた「長野県栄養士会」監修のもと、旬の野菜を豊富に使い、減塩に配慮した献立を約1ヵ月分掲載している。バランスの良い食事の見本とも言われる学校給食の献立ををベースに、家庭用にアレンジ。酸味や香辛料を上手に利用し、1食あたりの塩分はすべて2グラム前後に抑えられているので、高血圧や脳卒中が気になる人も安心だ。冷蔵庫に貼っていつでもチェックできる「調味料の塩分早見表」も同梱されており、レシピ以外の調理にも活用できる。
本書には「じゃがいものたらこチーズ焼きごはん」「真鯛のあんかけと中華スープ」など、塩分を気にしている人以外でも食べたいレシピが多数。野菜摂取量全国No.1でもある長野県のおすすめの味を食卓に取り入れてみては。定価は1,460円。
http://news.goo.ne.jp/article/crankin/trend/crankin-2221905.html