柏崎刈羽原子力発電所で事故が起きた際、これまでの想定を超えて原発から40キロの長岡市の地点にまで影響が及ぶとされた国の試算結果について原子力規制庁の担当者が長岡市の森市長に直接説明に訪れ、森市長はより精度の高い試算を行うよう改めて求めました。7日は原子力規制庁の金子修一原子力防災課長らが長岡市の森市長を訪れ、まず、国が公表した原発事故が起きた際の放射性物質の拡散予測について訂正したことを謝罪しました。訂正された国の試算では柏崎刈羽原発で事故が起きた際、これまでの想定を超えて原発から40キロの長岡市の地点にまで影響が及ぶとされています。
森市長が規制庁に対し、自治体が避難計画をつくれるよう、より精度の高い試算を行うよう改めて求めたのに対し、規制庁の金子課長はシミュレーションのソフト開発も含めて取り組んでいきたいと応じていました。放射性物質の拡散予測をめぐっては相次いで誤りが見つかり、原子力規制委員会の田中委員長がより詳細な予測を行って11月中にも公表する考えを示しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033295781.html?t=1352343091244