「お酒のエナジードリンク割りは危険」農水省が注意喚起 動画の影響?問い合わせ相次ぐ
お酒とエナジードリンクを一緒に飲むとカフェインの過剰摂取による健康被害につながりかねないとして、農林水産省が注意喚起している。5月8日に問い合わせが相次いだことを受けての対応で、同省は直前に人気ユーチューバーがお酒とエナジードリンクを一緒に飲む動画を投稿した影響とみている。
農水省は8日、「カフェインは、コーヒーや茶のほか、エナジードリンクにも入っており、過剰摂取すると、めまい、震えなどが起こる可能性があります」と公式X(旧ツイッター)に投稿。お酒とカフェイン入り飲料を一緒に飲むことで、「カフェインだけでなくアルコールの取り過ぎにつながります」と注意を呼びかけ、カフェインの過剰摂取による影響などをまとめた同省のホームページ(HP)を案内した。
HPでは、エナジードリンクの多用により中毒死した例もあるとして、カフェイン濃度の高い飲料などを紹介し、過剰摂取にならない飲み方を提示。一方で、適切に摂取すれば健康やスポーツパフォーマンスの向上に有用であることも紹介している。
同省食品安全政策課によると、8日午前中にお酒とエナジードリンクを一緒に飲むことによる健康への影響に関する問い合わせが8件あったという。その後も問い合わせが相次いだため、Xで注意喚起することにした。
問い合わせが急増した理由について同省は詳細を明かしていないが、「動画投稿サイトでお酒とエナジードリンクを一緒に飲む内容の動画を見たので問い合わせしたという声が一部であった」としている。
| カテゴリー 食の安全 | 2024年5月17日 11時47分 |
▽▲ 4~6月はカンピロバクター食中毒の予防強化期間です ▲▽
カンピロバクターは、鶏や牛などの腸の中で生息している食中毒菌の一種です。
食肉はカンピロバクターに汚染されていることがあり、生又は加熱不十分の肉を
食べると、1~7日間後に下痢、腹痛、発熱等の症状を起こすことがあります。
また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、
呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があることが
指摘されています。
食肉のほかに未殺菌の井戸水や沢水などが原因となることもあります。
カンピロバクターによる食中毒は、令和元年から令和5年までの直近5年間で、
全国で1,018件発生し、患者数は6,513人でした。
春は気温が高くなり、バーベキューなどで肉を食べる機会も増えることから、
県では4月から6月末までを「カンピロバクター食中毒予防強化期間」と位置づけ、
重点的に啓発を行っています。
カンピロバクターの食中毒の予防方法をお知らせします。
<カンピロバクター食中毒の予防ポイント>
◎ 肉の予防ポイント
(1)生や生焼けの肉料理を避け、中心部までしっかり火を通す。
(2)食肉を扱った後は十分に手を洗う。
(3)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う。
(4)焼き肉をするときは、生肉と焼けた肉を扱う箸、トングなどを別に用意する。
◎ 水の予防ポイント
(1)水道が普及している地域では、水道水を飲用する。
(2)家庭で井戸水を飲用する場合は、塩素滅菌器を設置するか、十分に煮沸して
から飲用する(未殺菌の水を飲用しない)。
カンピロバクターの特徴や県内の発生状況等については、こちらから御覧になれます。
| カテゴリー 食の安全 | 2024年4月19日 09時32分 |
受験シーズン、カフェインとり過ぎに注意 エナジードリンクなど過剰摂取で救急搬送や中毒症状も
受験シーズン真っ只中。眠気覚ましのため、ついついカフェインに手が伸びる人も多いのでは? 子どもがとりすぎると、中毒症状や体に悪影響を及ぼすのにも注意が必要です。
大学入学共通テストも終わり、25日から国公立大学の入試が始まります。
夜遅くまで勉強するとき、眠気覚ましのためにコーヒーやエナジードリンクで気合を入れる!という受験生も多いのでは?
しかし、この時期に気を付けたいのが「カフェイン中毒」です。名古屋大学病院の山本尚範救急科長に聞きました。
Q.カフェインを取りすぎることで注意することは?
「たくさん取るとひどい場合は、心臓が止まるという報告も」(名古屋大学医学部附属病院・山本尚範 救急科長)
カフェインはコーヒー豆やカカオ豆、茶葉などに含まれ、最近はカフェインを含むエナジードリンクも自動販売機などで手軽に購入できるようになりました。
めまいやふるえも
カフェイン過剰摂取で中毒症状も
カフェインは適量を摂取することによって頭を冴えさせたり眠気を覚ましたりする効果があるとされていますが、過剰に摂取すると中枢神経が刺激され、めまいや心拍数の増加、手のふるえなど中毒症状を引き起こす可能性もあります。
食品安全委員会によると、体に悪影響がない1日あたりの摂取量は、健康な成人で400ミリグラム以下、10歳から12歳は85ミリグラム以下とされています。
コーヒーだけでなく、緑茶や紅茶などにも含まれているカフェイン。特にエナジードリンクには、1缶あたりコーヒー2杯分に相当するカフェインを含むものもあります。
Q.どれくらい摂取すると中毒症状が出る?
「相当な量を取らないと中毒にはならない。短時間で1000ミリグラム以上のカフェインを摂取すると中毒の危険性がある」(山本尚範 救急科長)
どういうタイミングで服用すれば?
食品中のカフェイン濃度
日本中毒学会の調査によると、2011年から5年間で101人がカフェイン中毒により救急搬送され、そのうち3人が亡くなっています。
カフェイン中毒を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか。
「血中濃度が高くなると作用が強くなる。水分が取れていないときにカフェインを取ると危険」(山本尚範 救急科長)
一方で、カフェインには覚醒作用だけでなく疲労感を軽減する効果もあるとされ、用量を守れば受験勉強の助けになると山本医師は話します。
Q.大事な試験の日にどういうタイミングで飲めば?
「普段飲むタイミングを自分の中で作っておくのが大事」(山本尚範 救急科長)
(2月15日放送 メ~テレ『ドデスカ!』『ドデスカ!+』より)
| カテゴリー 食の安全 | 2024年2月7日 14時30分 |
▽▲ (食物アレルギーをお持ちの方向け)外食・中食を利用するときに気をつけること ▲▽
容器包装に入れられた加工食品は、食品表示法により、食物アレルギーの原因となる8品目のアレルゲン(えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生)の表示が義務付けられています。
一方で、外食や中食(※)では、食物アレルギーに関する情報提供が義務付けられていません。
消費者庁では、食物アレルギーの患者さん、ご家族の方向けにリーフレットを作成し、外食・中食を利用する際の注意事項をまとめています。その中から外食・中食を楽しむときに気をつけるべきポイントをいくつか紹介します。
※ 中食:あらかじめ容器包装されずに販売される弁当や総菜等の店頭での対面販売
(1)アレルギー情報の確認は、食物アレルギーに詳しい店員さんにしましょう
外食・中食では店員の入れ替わりが早いこともあるため、食物アレルギーの確認は、食品衛生責任者など、食物アレルギーの知識がある方に聞きましょう。
(2)食物アレルギーであることをきちんと伝える工夫をしましょう
注文を受ける店員さんと調理人とは別であることが多いです。調理人にもきちんと情報が伝わるよう、口頭ではなく、消費者庁が作成した食物アレルギーコミュニケーションなどを利用して確認しましょう。
○消費者庁「食物アレルギーコミュニケーションシート」
(3)お店では調理中にアレルゲンが混入することがあります
外食・中食でアレルゲンの意図しない混入(コンタミネーション)を完全に防ぐことは困難です。外食・中食の利用は慎重に判断をしましょう。
その他のポイントや食物アレルギーに関する情報は、消費者庁HPをご覧ください。
| カテゴリー 食の安全 | 2024年1月27日 10時45分 |
カキ「生食用」「加熱用」何が違う? おいしさもそれぞれ…プロが解説
冬に旬を迎えるカキ。ぷりぷりとした乳白色の身で、栄養も豊富なことから「海のミルク」とも呼ばれる。生で味わうだけでなく、蒸したり、鍋にしたりするなど食べ方はさまざまだ。スーパーの店頭で、カキのむき身は「生食用」と「加熱用」に分かれて並んでいる。見た目はほぼ同じ。違いは何なのか―。魚のプロに聞いた。(時事通信水産部 岡畠俊典)
◆鮮度の違いではなく…
師走に入り、東京・豊洲市場(江東区)でも、全国から集まるカキの取引が活発化している。今シーズンは成長の遅れが心配されていたが、「身入りが良くなってきた」(同市場の卸会社)といい、入荷量が増えて取引価格も下がってきた。
そんなシーズン本番のある日、カキが大好物という40代女性に生食用と加熱用の違いを尋ねてみた。返ってきた答えは「生食用のほうが新鮮なのでは?」。生食用は魚の刺し身のように鮮度が良いイメージがあり、加熱用は鮮度が落ちていて火を通す必要がある、と思っていたという。自宅でカキフライを調理するのに、生食用を買ったこともあったそうだ。鮮度の差、が一般的なイメージなのかもしれない。
全国漁業協同組合連合会(全漁連)の担当者は、生食用と加熱用の違いについて「鮮度は関係なく、取れる海域の違いです」と説明する。どちらも新鮮な状態を保って出荷されており、鮮度に関しては「基本的にほとんど変わらない」(同)という。
◆生食用の衛生対策、栄養豊富な加熱用
海域の違いとは何か。全漁連の担当者は、生食用と加熱用は「養殖される場所が異なり、生食用は海域が定められている」と解説する。生食用として出荷されるカキは、水質検査で食品衛生法の基準を満たした、菌が少ない海域などで生産される。その海域以外で採取されたものは加熱用となる。国内養殖量トップの広島県では、生食用と加熱用で育てる海域を分けている。
生食用には、身に含まれる細菌数などの衛生基準もある。大量の海水を吸って取り込まれた菌や不純物を、出荷前に数十時間かけて取り除く浄化処理が行われている。各産地では「安全に食べてもらうための衛生対策に取り組んでいる」(水産関係者)という。
一方、加熱用は河口付近で養殖されたカキが多い。川から流れてくる栄養分を豊富に摂取しているため「身が大きくなりやすい」(同)とされているが、菌なども多く、生食には向かない。
カキの主産地は広島県のほか宮城県や岩手県などで、地域性もある。全漁連の担当者は「瀬戸内海の河口近くで生産が盛んな広島県産は加熱用が多く、主に太平洋の沖合で養殖される三陸産は生食用の割合が高い」と話す。
◆それぞれのおいしさは?
カキで懸念されるのが、ノロウイルスなどによる食中毒だ。その原因の多くは「加熱用カキの加熱が不十分なケース」(全漁連担当者)という。加熱用を調理する際は「必ず十分に火を通してほしい。生で食べるのは絶対にやめて」(同)と注意を促す。生食用も、消費期限をしっかりと確認し、近年増えている殻付きを扱うときは、殻でけがをしないよう気を付けてほしいと呼び掛けている。
生食用と加熱用では、おいしさに違いがあるようだ。豊洲市場の仲卸業者「吉善」の吉橋善伸社長によると、生食用は「水揚げ後の浄化処理で風味が落ちることもあるが、独特ののどごしや香りを楽しめる」、加熱用は「蒸したり焼いたりすると多少縮むが、風味が良くてうま味が強い」という。そのため、フライや鍋、グラタンなど加熱調理する場合は「生食用ではなく、加熱用を選んだほうがより風味を楽しめる」(吉橋社長)とアドバイスする。生食用では「レモン汁のほか、タバスコなどと合わせてもおいしい」(同市場卸会社)との声もあった。
おいしいカキの見分け方について、吉橋社長は「身が濃い乳白色で、ふっくらとしていて形が崩れてないものがお薦め。黒いふちが際立っていると鮮度も良い」と説明する。
ビタミンや鉄分、たんぱく質、グリコーゲンなどを蓄え、栄養価が高いことでも知られるカキ。全漁連担当者は「クリーミーで濃厚な味わいのカキをおいしく食べてほしい」と消費をアピールしている。
| カテゴリー 食の安全 | 2023年12月18日 12時00分 |
▽▲ 「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令しました ▲▽
| カテゴリー 食の安全 | 2023年10月26日 19時28分 |
ギンナン中毒「結構死ぬ…死亡率は約13%」小さな子どもは特に…医師が「食べ過ぎ注意」呼びかけ 昔は「年齢の数以上ギンナンを食べるな」
秋に旬を迎える味覚のひとつが「ギンナン」ですが、実は小さな子どもが食べると中毒を起こす可能性があるとして、医師が注意を呼びかけています。
【写真を見る】ギンナン中毒「結構死ぬ…死亡率は約13%」小さな子どもは特に…医師が「食べ過ぎ注意」呼びかけ 昔は「年齢の数以上ギンナンを食べるな」
秋の味覚、ギンナン。
ほくほくの食感や独特の味がクセになるという人も多いかもしれません。
しかし、このギンナン。小さな子どもにとっては、ある危険性が…
新生児科医・小児科医 今西洋介 医師
「けいれんを起こして、次に多い症状としては嘔吐を起こして、対処が遅れれば死亡してしまうということもあります」
最悪の場合は死に至る。
一体、どういうことなのでしょうか。
新生児科医・小児科医 今西洋介 医師
「ギンナン中毒は秋に多い中毒のひとつで、あとやっぱり、結構死ぬんですよね。死亡率は約13%と言われています。
近年はあまり死亡例はないんですけど、戦後の食糧不足の時に、大量に食べて亡くなってしまったという死亡例が結構あります」
日本中毒情報センターによりますと、ギンナンは、デンプンやビタミンCなど栄養価の高い食材ですが、一度にたくさん食べ過ぎると嘔吐やけいれんなどの中毒症状が現れることがあるといいます。
森林総合研究所九州支所 勝木俊雄さん
「ギンナンの中に、ビタミンB6によく似た物質が入っていて、この物質がビタミンB6の成長の働きを阻害するということが知られていて、個人差がありますが、たくさん食べると中毒を起こすということが言われています」
日本中毒情報センターの中毒110番には、ギンナンによる食中毒を心配する相談が、2010年からの10年間に252件寄せられました。その7割にあたる173件が5歳以下の子どもだったということです。
また、ギンナンの有毒成分は熱に強く、煮る、焼くなど加熱調理をしても消失しないと言います。
専門家、医師ともに、特に子どもは食べ過ぎないように注意が必要だと話します。
森林総合研究所九州支所 勝木俊雄さん
「人によっては食中毒を起こすということがあります。なので、子どもさんなんかは特にたくさん食べ過ぎないようにする、これが大事なことです」
新生児科医・小児科医 今西洋介 医師
「なるべくなら、小さい子どもに関しては、摂取を控えるように言っています。
昔は年齢の数以上ギンナンを食べるな、というおばあちゃんの豆知識みたいなのが言われていたんですけど、それはあながち間違いではなくて、食べすぎると容易にこういうことが起きる。なので、まず、食べ過ぎないということだと思います」
大人でも、体調によっては中毒を引き起こすことがあるということで、旬の味覚も、食べ過ぎには注意が必要です。
| カテゴリー 食の安全 | 2023年10月24日 14時17分 |
ウオロク「厚焼き玉子」(賞味期限誤記)
【該当商品】
商品名:厚焼き玉子
販売日:2023年10月1日(日)~4日(水)
賞味期限:2023年10月6日、10月8日、10月9日のもの
販売形態:プラスチック製容器入り
販売店舗:ウオロク全店(43店舗)
【理由】
賞味期限を設定よりも長い期限日で表記して販売していたことが判明したため。
【対策】
回収
【問い合わせ先】
お客様相談室
0120-206-800
受付時間:9時~18時
| カテゴリー 食の安全 | 2023年10月6日 21時20分 |
【きのこを生で食べるとどうなる?】生で食べる危険性と食べてしまった場合の対処法|管理栄養士が解説
秋が旬のきのこ。新鮮なきのこは「生で食べられる?」と思うかもしれませんが、実際どうなのでしょうか?どのような危険性があるのか、また万が一食べてしまった場合の対処法について知っておきましょう。また、生で食べてもよいきのこはあるのかどうかについても、管理栄養士が解説します。
■きのこを生で食べるのは危険!怖いリスクとは?
きのこは「生で食べられる?」と思うかもしれませんが、生で食べるのはNGです。きのこを生で食べると、アレルギーや食中毒を起こす危険性や、口の中がイガイガしたように感じるなどの影響があるため、絶対に食べてはいけません。 特にしいたけは、生、または加熱不十分で食べたときに「しいたけ皮膚炎」を引き起こす可能性があります。しいたけ皮膚炎は、摂取後、数時間から数日後に症状が起こり、強いかゆみを生じることが特徴です。加熱することで有毒物質が分解され、体への影響を起こさなくなるため、十分な加熱が大切です。 きのこは加熱すると、うまみが出てきておいしさがさらに増します。おいしく食べるためにも、生ではなくしっかり加熱して食べるようにしましょう。
■生で食べてもよいのはマッシュルーム
きのこの中でも、新鮮なマッシュルームは生で食べられます。生ならではのコリコリとした食感や豊かな風味を感じられ、いつものマッシュルームとは違った味わいを楽しめます。薄くスライスしてサラダのトッピングにする食べ方は、海外では定番です。 ただし、たくさん食べるのは要注意。消化によい食べ物とはいえないため、生のままたくさん食べると、消化不良を起こす恐れもあります。 またマッシュルームは傷みやすいため、生で食べる際は新鮮なものを選ぶようにしましょう。
■きのこを生、または加熱不十分で食べてしまったら?
もし、きのこを生や加熱不十分の状態で食べてしまったときは、体調の変化がないか様子を見るようにしましょう。先ほど伝えたとおり、皮膚炎などの症状やアレルギー症状などを起こす恐れがあります。食べてすぐに症状が出る場合もあれば、数日経って症状が出る場合もあるため、しばらく体調の変化に注意してください。 もし体調に異変を感じた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。その際に、食べたきのこが残っている場合は持参すると治療の参考になります。
きのこはサッと加熱するのではなく、しっかり加熱することで、安全においしく食べられます。秋はきのこを食べる機会が増える季節です。正しい知識を身につけ、健康を守りましょう。
【参考文献】
・農林水産省,「本当に安全?STOP毒きのこ」
・食品安全委員会,「【読み物版】 [生活の中の食品安全 -毒キノコに気を付けよう- その1] 平成28年9月16日配信」
ライター/広田千尋(管理栄養士)
| カテゴリー 食の安全 | 2023年9月19日 17時03分 |
▽▲ 夏野菜をおいしく安全に食べましょう ▲▽
夏はユウガオ(かんぴょうの原料)をはじめとするウリ科の野菜が旬を迎える時期です。
ウリ科の野菜は、ごくまれに苦み成分の一つであるククルビタシン類を多く含むことがあります。ククルビタシン類を多く含む野菜を食べると、下痢、嘔吐などの症状が現れることがあり、過去にはウリ科の野菜を食べたことによる食中毒事故も報告されています。
ウリ科の野菜はユウガオのほかにも、キュウリやズッキーニなどがあり、これらの野菜も強い苦みを感じる場合には、ククルビタシン類を多く含んでいる可能性がありますので注意が必要です。
ククルビタシン類は加熱しても分解されないので、ウリ科の野菜を味見した際に、強い苦みを感じた場合には食べないようにしましょう。
◎厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル:ユウガオ」
| カテゴリー 食の安全 | 2023年8月25日 14時37分 |