▽▲ 4~6月はカンピロバクター食中毒の予防強化期間です ▲▽
カンピロバクターは、鶏や牛などの腸の中で生息している食中毒菌の一種です。
食肉はカンピロバクターに汚染されていることがあり、生又は加熱不十分の肉を
食べると、1~7日間後に下痢、腹痛、発熱等の症状を起こすことがあります。
また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、
呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があることが
指摘されています。
食肉のほかに未殺菌の井戸水や沢水などが原因となることもあります。
カンピロバクターによる食中毒は、令和元年から令和5年までの直近5年間で、
全国で1,018件発生し、患者数は6,513人でした。
春は気温が高くなり、バーベキューなどで肉を食べる機会も増えることから、
県では4月から6月末までを「カンピロバクター食中毒予防強化期間」と位置づけ、
重点的に啓発を行っています。
カンピロバクターの食中毒の予防方法をお知らせします。
<カンピロバクター食中毒の予防ポイント>
◎ 肉の予防ポイント
(1)生や生焼けの肉料理を避け、中心部までしっかり火を通す。
(2)食肉を扱った後は十分に手を洗う。
(3)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行う。
(4)焼き肉をするときは、生肉と焼けた肉を扱う箸、トングなどを別に用意する。
◎ 水の予防ポイント
(1)水道が普及している地域では、水道水を飲用する。
(2)家庭で井戸水を飲用する場合は、塩素滅菌器を設置するか、十分に煮沸して
から飲用する(未殺菌の水を飲用しない)。
カンピロバクターの特徴や県内の発生状況等については、こちらから御覧になれます。