SKYMAXです。
当時の八丁沖は、底なしとも言われた広大な沼地でした。
西軍もまさかそんな場所を敵が横断するとは考えておらず、守りは手薄だったのです。
当日の夜は下弦の月。夜半前は闇夜だったものの、夜半には月が昇り辺りを明るく照らしたそうです。
雲が時折月を隠し、その暗闇に乗じて長岡藩士たちは沼地を進み沼地を渡りました。
私は実際に八丁沖に行ってみました。
長岡藩士の最後の反撃、八丁沖の戦い。
当時の藩士たちはどのような想いで、この星空を眺めていたのでしょうか。
SKYMAXです。
8月13日未明にペルセウス座流星群を見に行ってきました。
お天気は夜半過ぎに快晴になりました。
明るい月夜でしたが、明るい流れ星をいくつも見ることが出来ました。
しかし、私の目的はジャック彗星。
月明かりにもかかわらず、ペルセウス座の足元に7等級のジャック彗星をみることが出来ました。
今頃は『伝統的な七夕』の時期?にあたるそうのだです。
今の新暦の7月7日では、実際の星空に見える天の川の位置が低すぎるとか、梅雨明けしていないとかの理由から、旧暦の七夕を楽しもうという趣旨みたいです。
しかし、旧暦は今の暦に対して単純に1ヶ月ずれているわけではありません。
大陰暦は月の満ち欠けを基準にした暦ですから、どうしても太陽を基準にした暦と比べると、1年の長さに差異を生じてしまいます。
これでは、暦を参考にして農業を行うことが出来ません。
日本の旧暦は大陰太陽暦です。
あくまでも太陽暦との誤差が大きくなりすぎないような『調整』が入れられていました。
例えば、幕末の慶応3年の7月7日は、現在の暦では8月6日になります。
しかし、翌年(明治元年)の7月7日は、現在の暦では8月24日になってしまいます。
明治元年は閏4月が挿入されていたのです。
4月が二回もあったおかげで、七夕の時期もかなりのズレが生じてしまいました。
半月も違うと、天体の南中時刻は1時間も変わってしまいます。
旧暦はこのように大変に不便なものでした。
この欠点を補ったのが二十四節季や雑節です。
話を七夕に戻します。
旧暦だからといって、いつも決まった時期にあったわけではない?七夕。
年によっては半月も違っていたのですから、『伝統的な七夕』という表現や時期にこだわる必要はないと思います。
最も見易い時期に星に親しめば良いのです。
8月は新潟県にとって、晴天に恵まれ易い良い時期だと思います。
特に夏から秋にかけては西日本と違って、台風の影響も少なく、好天に恵まれ易い時期になります。
夏の夜空を彩るペルセウス座流星群が、13日明け方に見頃を迎える。前後数日間は流星が多く現れるが、ことしは満月に近い明るい月が空にあり、観測の条件は良くない。国立天文台は「月明かりに負けない明るい流星が出現する可能性もある。ぜひ観察を」と呼び掛けている。
ペルセウス座流星群は三大流星群の一つで、夏休みの時期と重なり観察しやすいことで知られる。地球の公転軌道に、かつてスイフト・タットル彗星がまき散らしたちりの粒があり、毎年地球がそこを通過することによって流星が発生する。
流星は、ペルセウス座の方向にある「放射点」を中心に四方八方に流れ、夜空のどこでも現れる。真夜中から明け方が観測のチャンスで、できるだけ空が広く見渡せる場所を選び、望遠鏡などを使わず肉眼で広い範囲を見るのが良いという。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/140808/scn14080817020001-n1.htm
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この画像は7月22日の朝に撮影したものです。
画面中央に緑色に輝く星がジャック彗星です。
画面下の明るい星は、おうし座のβ星。
おうしの角にあたる星です。
探しやすい位置にあるので、早起きして双眼鏡でご覧ください。
夏休みいっぱい楽しめることでしょう。
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今年も暑い季節になりましたね。
あちこちで、盛んにセミが羽化しています。
セミの羽化というと、深夜~明け方というイメージがありますが、日没後 直ぐに羽化は始まります。
夜の8時頃、セミの脱け殻のある樹木の枝を探してみてください。
きっと、背中が割れた幼虫が見つかることでしょう。
ただ、足元にも幼虫がはいまわっていますので、くれぐれも踏み潰さないようにご注意ください。
羽化は約一時間強掛かります。
撮影に特殊なカメラは不要です。
携帯電話のカメラと、弱い光のペンライトで、このような写真が撮影出来ます。
くれぐれも明るい光等で、邪魔をしないように、観察してください。
ストロボは不要です。
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今は夜になると、蛙の声が賑やかに聞こえてきます。
しかしいつの間にか、蛙の鳴き声から、虫の鳴き声に変わる時期があります。
私はそんな季節の境目に趣を感じます。
新潟県の場合、その時期は梅雨明けの頃のような気がしています。
梅雨明けの頃に、夜の賑やかな鳴き声は蛙たちから虫たちにバトンタッチされます。
そして、そんな夜に東の空に昇ってくるのがアンドロメダ大星雲です。
秋を代表する大星雲。
位置さえわかれば、肉眼でも小さな雲のように見つけることが出来ます。
梅雨の晴れ間にアンドロメダ大星雲が東の空に昇ってくる季節になりました。
今年の梅雨もいよいよ本番です。
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長岡における戊辰戦争の激戦のひとつ『八町沖の戦い』
一度、西軍に奪われた長岡城を奪還した、長岡藩の奇襲作戦です。
当時、長岡城の北東には『八町沖』と呼ばれる広大な沼地が広がっていました。
ここは底なし沼と言われる難所もあり、人の横断は甚だ困難な場所でした。
河井継之助率いる少数の長岡藩士は、西軍の目を盗んで深夜、『八町沖』を渡渉。
出発したのは旧暦7月24日(新暦9月10日)の午後10時頃、
ところが、この夜は下弦の月でした。
通常の下弦の月は夜半頃に昇りますが、この時期の下弦の月は、天球の最も北を通り、月の出が早くなります。
しかも、月が姿を現す位置は、東山の稜線の北の外れになり、山が最も低く見える位置になります。
計算上、月が山の稜線から出るのは午後11時20分過ぎになります。
つまり、『八町沖』の横断は月夜の中で決行されたことになります。
『偶ま月東山に上り、原野白晝の如し。一行其發覺を恐れ、各々畦畔に伏して月の隱るるを待つ』
(河井継之助傳・象山社)
闇の中で、進軍の目印にもなる月の光は、本来なら決して邪魔ではないはずですが、戊辰戦争の最中では、敵に発見されればみすみす狙い撃ちにされる危険と背中合わせだったのでしょうか。
右も左もわからない沼地。
先導役の鬼頭熊次郎の尽力で、渡渉ための整備が行われはしましたが、冷たい沼地を進むことが大変なことだったことは疑いの余地はありません。
困難を極めたと言われる『八町沖』の渡渉。
その凄さのほんの一端を知るため、私は深夜の『八町沖』に行ってみました。
その日は月は夜半前に沈んで、文字通りの闇夜。
『八町沖』の中深く入ると、辺りは真っ暗。
人家はもちろん、街灯もなく、ひたすら広大な水田が広がっています。
長岡市街地の上空が明るいので街の方向がわかるものの、昔は本当に真っ暗だったはずです。
かろうじて東山の稜線がわかるものの、この真っ暗闇の沼地を、目的地も見えないままに渡渉するの不可能にさえ思います。
ここからは私の憶測ですが、東山の端の稜線から姿を現す下弦の月は、長岡藩士にとって、目印にもなったのではないでしょうか?
月を左側に見ながら進めば、いたずらに迷うことなく、必ず対岸に渡れるはずだからです。
実は9月の下弦の月の位置は、オリオン座の北になります。
これは6月の太陽の位置に極めて近いのです。
6月は梅雨入りとはいえ、夏至前は雨が少なく、晴れることが多いものです。
今の時期に、早朝に八町沖を散策してみると、実に興味深いのではないでしょうか?
八町沖の暗闇を体験し、太陽を月に見立てて八町沖を歩くと、当時の長岡藩士の必死の思いの一端を知ることが出来るかもしれません。
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早朝、八方台に登って、星を見ていました。
空を二分するように横たわる白く太い雲。
夏の天の川が雲のように空に横切っています。
さそり座のカーブの脇から立ち上り、はくちょう座の暗黒帯を越えて、北の地平線に注ぐ流れ。
夏の星座の間に宝石のように鮮やかな星雲星団がちりばめられています。
鹿の鳴き声が、静かに暗闇に響きます。
次第に瑠璃色に染まる薄明。
星々の姿はかきけされ、あたりはまぶしい新緑に包まれます。
小鳥のさえずりが心地よい夜明け。
山道の傍ら、まぶしい新緑の中に鮮やかなピンク色の花が目に飛び込んできました。
タニウツギの鮮やかなピンク色の花が、新緑の中に輝いていました。
まるで昨夜の赤い散光星雲のように。
SKYMAXです。
今朝、みずがめ座η流星群を見に行ってきました。
この流星群は明るいけれど、速度が早いのが特徴です。
つまり、写真うつりの悪い流星群というわけです。
ご覧のような、見栄えのしない写真しか撮影出来ませんでしたが、目で見る限り、なかなか派手な流星群でした。
また夏にもペルセウス座流星群が見られまます。
今回見逃された方は、夏にもう一度チャレンジされてはいかがでしょうか?
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