地球から約130億光年離れた宇宙初期の巨大天体「ヒミコ」は、3つの銀河がぶつかるような珍しい内部構造を持つことが、東大宇宙線研究所などの国際チームによる観測で分かった。銀河の形成過程を探る上で重要な成果という。
ヒミコは宇宙誕生の大爆発ビッグバンから、わずか8億年後の明るい巨大ガス雲。大きさは同時期の一般的な天体と比べて約10倍、質量は太陽の数百億倍に上ることが分かっていたが、詳しい姿は謎だった。
研究チームはハッブル宇宙望遠鏡と南米チリのアルマ望遠鏡でヒミコを観測。水素ガス雲の中で3つの銀河が長さ2万光年ほどの狭い幅に並んでいる様子をとらえた。1年間に太陽の約100倍の質量のガスが星に変わるほど活動は激しく、明るさはこのエネルギーで説明できるという。一方、星の形成で通常みられる炭素などは検出されず、ビッグバン直後にできた水素やヘリウムを含む原始銀河の可能性が強まった。
同研究所の大内正己准教授は「3つの銀河は衝突する直前の可能性があり、非常に珍しい状態だ。今後の観測で形成過程を解明したい」と話している。(黒田悠希)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/131203/scn13120307310000-n1.htm
昨日はアイソン彗星が太陽に最接近しました。
> 太陽観測衛星のカメラにアイソン彗星の姿が捉えられ、世界中がその動向に注目しました。
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> 既に報道されているように、NASA/JPLによればアイソン彗星の核はこの時に崩壊してしまったとの見方が有力です。
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> 彗星は小惑星と同様に太陽系誕生の頃に、星間物質が固まって誕生した微惑星の生き残りだと考えられています。
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> 太陽系の元になった星間物質のほとんどは、太陽になりましたが、残りは無数の微惑星になり、それらが衝突・合体を繰り返して惑星が誕生したと考えられています。
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> その微惑星の生き残りが、小惑星と彗星です。
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> 鉄やケイ素の多いものが小惑星、氷などの揮発性成分の多いものが彗星だと考えられています。
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> しかし、これらの研究はまだまだこれからで、その組成についてはわからないことだらけです。
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> 太陽から遠く離れた宇宙空間では、彗星と小惑星の区別はつきません。
> 発見された時には小惑星だと思われていた天体が、数年後にガス状の大気(コマ)まとい、彗星として観測された例もあります。
> 逆に崩壊したと考えられた彗星が、後年に小惑星として再発見された例もあります。
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> 今回の画像からNASA/JPLが発表したのは、アイソン彗星の核が崩壊し、消滅した可能性があるということで、アイソン彗星の跡形も無くなったという意味ではありません。
> 事実、アイソン彗星の姿は太陽観測衛星に捉えられています。
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> 当初、報道されたような雄大な長い尾が見える可能性は無くなりましたが、残骸ともいうべき姿は残っているようです。
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> ひとつの天体をバラバラに破壊して、熱で分解する・・・そんな壮大な実験は人間の技術だけではそうそう出来るものではありません。
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> アイソン彗星の核が崩壊し、残骸ともいうべき物質が今見えているのてす。
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> 『天体ショー』としては、残念な結果かもしれませんが、『サイエンス』としてはむしろこれからです。
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> このアイソン彗星の扱いで、各メディアの科学担当記者の知識の程度がわかることでしょう。
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> まもなく、明け方の東の空にアイソン彗星が姿を現します。
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> 長い尾は期待出来ませんが、双眼鏡等では扇形に拡がった姿が観測出来ると思われます。
>
> まだまだ諦めないでください。
>
> ここから先は、天文学者も知らないアイソン彗星です。
SKYMAXです。
アイソン彗星が急速に減光しています。
11月中旬の核分裂後、一時的に増光して、長いテイルも観測されていましたが、ここ数日は減光が報告されています。
24日以降、日本国内からの観測は困難になりましたが、人工衛星からの観測でも日ごとに減光している様子が捉えられています。
アイソン彗星が太陽に最接近するのは、11月29日ですが、崩壊・消滅しないか、微妙な状況になってきました。
無事に最接近を乗りきり、12月の初旬の東の空に見事な長い尾をみせてくれるといいですね。
添付画像は11月19日の朝に長岡市内で撮影したものです。
この頃はまだ明るかったのですが・・・
「アイソン彗星」とは2012年に発見された彗星で、一時は満月より明るくなるかも…という予測も出た。これが、11月末から12月初旬にかけて接近するのだ。
ちなみに、ISON(国際科学光学ネットワーク)の40cm反射望遠鏡で発見されたことから、この名前が付いた。国立天文台天文情報センター(東京・三鷹市)・専門研究員の臼田-佐藤功美子さんは言う。
「アイソン彗星の特徴は、太陽をかすめる軌道を持つこと。太陽に最接近するのは11月29日ですが、この前後2~3日は太陽に近づきすぎて観測が困難です。11月24日以前、または12月4日以降に明け方の東の空低くに注目してください」
最接近時の太陽との距離は約190万km。太陽の直径が140万kmなので、文字どおり「太陽をかすめる」彗星だといえる。その後、12月26日に地球から約6400万kmの距離を通過する際も、「世紀の大彗星」として夜空に出現する可能性がある。
なお、アイソン彗星が太陽に近づくのは今回の一度きり。これを受けて、各地で観測イベントが予定されている。
東京・六本木ヒルズの森タワーでは、「六本木天文クラブ」主催で12月6日~8日(4時~)に日本一高い屋外展望台「スカイデッキ」で観察会が行われる。天文台を有する宿泊施設、奈良・大塔コスミックパーク「星のくに」でも12月7日に観測会を行う(翌日早朝)。また、山梨県立科学館では「星を見る会~アイソン彗星特別観望会~」と題して、12月15日4時30分から展望テラスで観望会を実施する。静岡・浜名湖遊覧船では12月14日の夕暮れ時に「冬のアイソン彗星観望会」クルーズ(フラワーパーク港発着)が予定されている。
彗星は流れ星と違って、観測できる時間は長い。何らかのお願いをしてみると、ご利益があるかも!?
(石原たきび)
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/rxr_detail/?id=20131121-00033202-r25
アイソン彗星(写真上)とラブジョイ彗星(写真下)が肉眼彗星になりました!
今年の秋、肉眼彗星になることが期待されていたアイソン彗星ですが、9月に新たに発見されたラブジョイ彗星と共に、ダブル肉眼彗星となりました!
一晩に2つの肉眼彗星が見られるのは極めて珍しいことです。
この彗星はこれからますます明るくなると予想されています。
長岡はこれから悪天候になりがちですが、これらの写真はいずれも、長岡市街地で撮影したものです。
晴れた夜は挑戦してみてくださいね。
肉眼彗星といっても、位置がわからないと、なかなか見つけることは出来ません。
小さくても、双眼鏡があると便利です。
これらの彗星に備えて、コンビニでも、望遠鏡自作キットや双眼鏡、星座早見板を販売中です。
彗星の見方について、理科の先生よりも詳しく教えてくれる店もあります(笑)。
明るい大彗星(すいせい)になると期待されている「アイソン彗星」が今月末の太陽最接近を前に、急に明るさを増している。早ければ20日ごろから肉眼で観察でき、見頃は来月上旬とみられ、夜明け前の空を飾る美しい姿が天文ファンを魅了しそうだ。
彗星はガスやちりを噴き出しながら太陽系を移動する小天体。太陽に近づくと中心部の氷が解け、蒸発したガスなどが尾のように伸びるため、ほうき星とも呼ばれる。
アイソン彗星は昨年9月に発見された。今月29日に太陽の直径より短い約117万キロの距離まで太陽に接近する。ハレー彗星のように太陽を周回するタイプではないため、観察は最初で最後の貴重なチャンスだ。
彗星の明るさや尾の長さは予測が難しい。アイソン彗星は当初、満月のように明るくなるとも期待されたが、現時点では金星よりやや明るくなる程度とみられている。13日ごろから急激に明るさを増しており、市街地から離れた場所では既に双眼鏡で確認できる。
国立天文台の渡部潤一副台長は「急な増光現象は一時的なものとみられるが、国内では平成9年のへール・ボップ彗星以来の長い尾を持つ“彗星らしい彗星”になりそう」と期待する。
アイソン彗星が見えるのは日の出前の東の空で、最接近に向けて徐々に明るくなる見込み。ただ位置が低いため、高台など地平線付近まで見える場所でないと観察できない。最接近の前後数日は地平線の下に隠れてしまう。
12月は太陽から離れて暗くなっていくが、見える位置は高くなる。彗星の尾は太陽への最接近以降の方が鮮明になる傾向があり、最も見やすいのは7日ごろから15日ごろまでと渡部氏は予想している。
日中は空が明るく見えない上、すぐ近くの太陽が視界に入って目を痛める恐れがあり、専門家は観察しないよう呼びかけている。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/131118/scn13111815070007-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/science/news/131118/scn13111815070007-n2.htm
SKYMAXです。
数十年に一度の大彗星になると期待されているアイソン彗星に、伏兵とも言うべき彗星たちが次々に登場。
夜明けの東の空は、アイソン彗星グラスの明るい彗星が3つも見えています。
アイソン彗星 尾がしっかり伸びて、望遠鏡でも見えるようになってきました。
ラブジョイ彗星 9月に発見された新しい彗星。アイソン彗星よりも明るくなり、次第に尾も見えるようになってきました。
エンケ彗星 太陽の周りを僅か3年余りで一周してしまう短周期彗星。ハレー彗星に次いで、有名な彗星です。
リニア彗星 本来なら太陽からも遠く、暗くてよく見えない彗星でしたが、先月に原因不明の爆発を起こして明るくなります。 地平線に低く観測は困難ですが、他の彗星と違い、白くクラゲのような姿が特徴的です。 アイソン彗星を含め、4つもの明るい彗星が現れ、夜明けの東の空はにわかに活気が出てきました。
SKYMAXです。
遥か昔から、人間は神の姿を星の中に見出したり、星の動きによって自らの運命を占ったりと、星を特別な存在として捉えていました。現代でも、朝のニュース番組や雑誌などで星占いを目にするとついついチェックしてしまう人も多いかと思います。
中でも「流れ星」には、見た直後に願い事をすると叶うというロマンティックな言い伝えがあり、ペルセウス座流星群やオリオン座流星群などの毎年見られる流星群の時期になると、全国で多くの人がその姿を見るために夜空を見上げます。
今回ご紹介するアイソン彗星は、それらの彗星とは違う種類の彗星で、今回の太陽接近が最初で最後になる彗星です。つまり、今回見逃すと二度と目にすることができない貴重な彗星なのです。
そんな歴史に残る彗星ともいえるアイソン彗星を存分に楽しむ方法をご紹介していきたいと思います。
地球が属している太陽系には、恒星である太陽に対して、惑星・準惑星・小惑星・彗星などが存在します。
彗星は、大きさが数キロメートルから数十キロメートルの規模の小さな天体です。太陽系最大の天体である木星の半径が約7万キロメートルということを考えると、その小ささがお分かりいただけるかと思います。
成分の8割は氷で、残りは二酸化炭素・一酸化炭素・ガス・塵などで形成されています。
太陽に近づくにつれて彗星が暖められると、本体の氷が蒸発し、ガスや塵を一緒に吹き出します。これにより、彗星が柔らかい光に包まれて輝きます。これを「コマ」と呼びます。
流れ星が流れる時に光の尾を引いているように見えるのは、吹き出したガスと塵によるもので、ガスが作る青い尾は「イオンの尾」と言い、塵が作る尾は「ダストの尾」と言います。
彗星は大きく分けて二種類あり、オリオン座流星群の母天体であるハレー彗星のように公転周期が200年以内のものは「短周期彗星」、200年以上のものを「長周期彗星」と呼ばれます。
冒頭でアイソン彗星の太陽接近は最初で最後と書きましたが、これはアイソン彗星の公転周期が1567万年以上というとてつもなく長い時間だといわれているからです。
アイソン彗星はベラルーシのヴィタリー・ネフスキー氏とロシアのアルチョム・ノヴィチョノク氏によって2012年9月21日に発見された彗星です。
アイソン彗星という名前は、発見者が所属する国際化学光学ネットワーク(International Scientific Optical Network)の頭文字から取られたものです。
アイソン彗星が注目される理由は、その特徴にあります。
アイソン彗星は「サングレイザー」と呼ばれる太陽のすぐそばまで接近する彗星であり、このことによって「コマ」や「イオンの尾」、「ダストの尾」が通常よりも大きく出ると予想されているため、とても明るくて目に見えやすい彗星になるといわれています。
また、このタイプの彗星は太陽に近づきすぎて本体が溶けきり、崩壊してしまう可能性もありますが、アイソン彗星の場合は、本体の直径が約3キロメートルという少し大型の彗星なので、太陽の近くを通過した後も尾を引いたきれいな彗星のまま残ると予想されています。
さらに、太陽の近くを通過した後は尾を真横から見ることができる軌道で太陽から離れていくため、彗星を観測する条件としてとても良いともいわれています。
アイソン彗星は11/24前後に太陽の近くを通過し、明るさも最高潮に達しますが、見える位置も太陽に近くなるため、観測に適した日にちは、通過後の12/7~8あたりがおすすめです。時間帯は夜明け前で、方角は東の空です。このタイミングですと、上手くいけば肉眼でも観測することができるかもしれません。
日付が進み、12月下旬になると日没後の北西の空にも確認ができますが、前述の通り、彗星はその本体を溶かしながら輝いているため、時間が経てば経つほどその輝きが薄れていきます。ですから、この頃になると双眼鏡が必要となるでしょう。
アイソン彗星は2013/11/24前後に太陽に最も近づきます。このタイミングで双眼鏡や望遠鏡を使って観測しようとすると、誤って太陽を見てしまう恐れがありますので、この時期に観測する際はくれぐれも注意しましょう。
また、ここまでご紹介してきた内容はあくまでも予想ですので、実際のところはアイソン彗星が太陽に近づくまでどうなるか分かりません。太陽に近づいた段階で崩壊してしまう可能性もあります。
時期が近づいてきたら、軌道などの最新情報を調べ、アイソン彗星がどうなっていくかワクワクドキドキすることも楽しみの1つにするようにしましょう。そうすれば、もし崩壊してしまってもアイソン彗星を観測したことがいい思い出になると思います。
いかがでしたでしょうか。地球で見られるのは最初で最後だと思うと、そんな時に遭遇できる幸せと宇宙の不思議を感じることができますよね。
アイソン彗星の観測をさらに特別なものにしてくれるツアーなどもあるようですので、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
ひとまず著者は、2013/10/21のオリオン座流星群に、アイソン彗星がきれいなまま残ることをお願いしたいと思います。
(image by PresenPic)
SKYMAXです。
台風一過の素晴らしい星空。
話題のアイソンを撮影してきました。
南東の空にはオリオン大星雲。
11月には、アイソン彗星はこの大星雲よりも明るくなると考えられています。
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