[ カテゴリー:天体観測 ]

アイソン彗星が太陽に最接近

昨日はアイソン彗星が太陽に最接近しました。
> 太陽観測衛星のカメラにアイソン彗星の姿が捉えられ、世界中がその動向に注目しました。
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> 既に報道されているように、NASA/JPLによればアイソン彗星の核はこの時に崩壊してしまったとの見方が有力です。
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> 彗星は小惑星と同様に太陽系誕生の頃に、星間物質が固まって誕生した微惑星の生き残りだと考えられています。
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> 太陽系の元になった星間物質のほとんどは、太陽になりましたが、残りは無数の微惑星になり、それらが衝突・合体を繰り返して惑星が誕生したと考えられています。
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> その微惑星の生き残りが、小惑星と彗星です。
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> 鉄やケイ素の多いものが小惑星、氷などの揮発性成分の多いものが彗星だと考えられています。
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> しかし、これらの研究はまだまだこれからで、その組成についてはわからないことだらけです。
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> 太陽から遠く離れた宇宙空間では、彗星と小惑星の区別はつきません。
> 発見された時には小惑星だと思われていた天体が、数年後にガス状の大気(コマ)まとい、彗星として観測された例もあります。
> 逆に崩壊したと考えられた彗星が、後年に小惑星として再発見された例もあります。
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> 今回の画像からNASA/JPLが発表したのは、アイソン彗星の核が崩壊し、消滅した可能性があるということで、アイソン彗星の跡形も無くなったという意味ではありません。
> 事実、アイソン彗星の姿は太陽観測衛星に捉えられています。
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> 当初、報道されたような雄大な長い尾が見える可能性は無くなりましたが、残骸ともいうべき姿は残っているようです。
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> ひとつの天体をバラバラに破壊して、熱で分解する・・・そんな壮大な実験は人間の技術だけではそうそう出来るものではありません。
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> アイソン彗星の核が崩壊し、残骸ともいうべき物質が今見えているのてす。
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> 『天体ショー』としては、残念な結果かもしれませんが、『サイエンス』としてはむしろこれからです。
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> このアイソン彗星の扱いで、各メディアの科学担当記者の知識の程度がわかることでしょう。
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> まもなく、明け方の東の空にアイソン彗星が姿を現します。
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> 長い尾は期待出来ませんが、双眼鏡等では扇形に拡がった姿が観測出来ると思われます。
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> まだまだ諦めないでください。
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> ここから先は、天文学者も知らないアイソン彗星です。

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