柏崎刈羽原子力発電所の事故に備え、小千谷市は来年3月に事故を想定した避難訓練を初めて行うことになりました。
小千谷市は、市内の全域が柏崎刈羽原発から30キロ以内に含まれ、原発の新たな防災指針では避難などの対策を重点的に行うことが求められています。
小千谷市は住民の避難の課題を洗い出すため、福島第一原発の事故から3年となる来年3月に、原発事故を想定した初めての訓練を行うことになりました。
訓練は市内すべての住民を対象に事前に配布しているラジオなどを通じて被ばくをさけるため家の中に留まる「屋内退避」を呼びかけるほか、自主防災組織への連絡態勢を確認するということです。
小千谷市危機管理課は「事故の際やみくもに逃げるとかえって被ばくの危険性が高くなることもある。訓練では『屋内退避』で安全を守るということについて理解を深めてもらい、訓練の結果を避難計画に反映させたい」と話しています。原発事故を想定した避難訓練を県内の自治体が行うのは長岡市に次いで2例目です。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033821001.html