南魚沼市の小学校で、暖房用ボイラーの煙突の一部に、アスベストが使用されていたことがわかり、南魚沼市は、ボイラーの使用をやめるとともに、影響を詳しく調べることにしています。
アスベストの使用が確認されたのは、南魚沼市上原の城内小学校です。
南魚沼市によりますと、校舎の改修工事にともない、先月31日、暖房用ボイラーを取り替えたところ、ボイラーに取りつけられていた煙突の出口に繊維状の物質が付着しているのが見つかりました。この物質は、煙突の内側を覆っていた素材の一部で、民間の業者に依頼して調査したところ、アスベストが含まれていることがわかったということです。
この小学校では、ボイラーで沸かした湯を循環させて校舎内を暖めていて、ボイラーの排気は、屋上の煙突から排出される仕組みになっていたということです。
市内にはこのほかに、同様の設備を使用する小学校が2校あり、南魚沼市では、これらの使用をやめました。
南魚沼市では、「これまでに健康被害の訴えは寄せられていない」としていますが、ボイラーの排気にアスベストが含まれていなかったかなど、影響を詳しく調べることにしています。
南魚沼市教育委員会学校教育課の高野輝幸課長は「アスベストの検出によって不安に感じる保護者や周辺の住民が多くいると思うので、調査をしっかりと行い、結果を説明していきたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035901381.html