社会に貢献した個人や団体に贈られる新潟県弁護士会の人権賞がことしは父子家庭への支援活動を続けている阿賀野市の男性などに贈られました。
28日は新潟市中央区で表彰式が行われ、高校生と小学生の兄妹をひとりで育てるとともにNPO法人を立ち上げ、父子家庭への支援活動を続けている阿賀野市の片山知行さんと(41)NPO法人の設立や活動を支援する上越市の
「くびき野NPOサポートセンター」に表彰状が贈られました。
受賞のスピーチで、片山さんは、母子家庭だけに支給されていた「児童扶養手当」を父子家庭にも支給するよう訴え法律の改正を実現させたことに触れ、「これまで父子家庭への公的支援は社会の片隅に置かれていた。法律が変わるのを、待つだけではなく、自分たちで動くことが大切だと実感した」と話していました。
平成22年の国勢調査によりますと新潟県の父子家庭は1368世帯と5年前に比べ250世帯あまり、率にしておよそ20%増えているということです。片山さんは「これからも活動を続け、自分を含め、父子家庭の父親が仕事や家事、子育てで日々頑張っていることをより多くの人に知ってもらいたい」と話していました
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035822581.html?t=1362157867604