東日本大震災で発生した岩手県大槌町のがれきの試験焼却について、新潟市の篠田昭市長は7日の記者会見で「(試験焼却にかかる費用を)補正で予算を組んでもらっているので、年度内に予算を使えるようにしたい」と述べ、年度内に実施する考えを示した。市は昨年の9月議会で試験焼却の費用1260万円を予算計上している。
篠田市長は、がれきの試験焼却を予定している同市の亀田・新田両清掃センターで、焼却灰に基準を超える鉛や水銀が含まれていた問題については、情報公開とごみの分別徹底を市民に求めることに「全力投球する」とした上で、「それはこれ、これはこれで(がれきの処理を)やらせていただきたい」と、受け入れに向けた準備を進める意向を述べた。
また、受け入れに慎重な泉田裕彦知事について「全国(の知事)で唯一ああいうことを言っている」と批判。「市民からはだいぶ理解をいただき、『もっと強気に出てもいいのではないか』と励ましの言葉もいただいている」と話した。
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