公共施設などの敷地に長期間、放置されたままになっている車を自治体の判断で撤去することができる条例案を小千谷市が市議会に提出しました。
小千谷市総合体育館の駐車場には3年ほど前から、白い軽乗用車が放置されていますが、所有者と連絡が取れないため、市は無断で撤去することができず対応に苦慮していました。市民からも景観を損ねるなどといった苦情が相次いだため、小千谷市は長期間、放置された車を市の判断で撤去することができると定めた条例案をまとめ、今、開かれている議会に提出しました。条例案によりますと、市は公共施設などの敷地に2週間以上停まっている車についてナンバーから所有者を割り出し車の撤去を要請する文書を送ります。
その後、3か月以上たっても所有者が要請に応じなかったり、連絡がつかなかったりした場合は市が撤去することができるとしています。放置された車の処分に悩む自治体は相次いでいて県内では、長岡市で5年前に同様の条例が施行され、これまでに確認されたおよそ60台の放置自動車のうちおよそ70%は所有者が自ら車を移動したり処分したりして解決したということです。この条例案は小千谷市議会最終日の12月18日に採決され、可決する見通しだということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033976871.html