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授業で武道必修化 安全対策は

今年度から、公立中学校の体育の授業で、武道が必修になりました。安全対策が課題となる中、県内の各学校で授業が始まっています。武道のうち柔道は、おととしまでの28年間に、全国の中学校や高校で114人が事故で死亡しています。
このため新潟県や各市町村は、教師を対象に安全対策の研修会を開き、備えてきました。
こうしたなか、県内の各学校で授業が始まっています。
三条市立第二中学校では、先月から1年生の女子の柔道が始まりました。
女子生徒全員が柔道は初めて。
安全対策を徹底して授業にのぞんでいます。
授業では、まず生徒たちの爪を確認します。爪が長いと、剥がれたり、相手を傷付けたりするためです。
また、隣に並ぶ際にはしっかり間隔を開け、ぶつかる事故を避けます。
こうした基本を徹底することで、柔道の授業で起こるけがを防ごうとしています。
柔道の部活動では、畳と畳の間にできた隙間に足や手の指をはさんで、骨折する事故も多くおきています。それを防ぐために、畳の下にすべり止めを敷いて、動いて隙間が空いたりしないようにする工夫もしています。
授業では、けがを避けるために技をかけ合う対戦は行いません。
まず、技をかけられた際の受け身を練習しますが、後ろに倒れる 「後ろ受け身」は、畳で後頭部を打つおそれがあります。それを防ぐために、授業では、立った態勢からいきなり受け身をとるのでなく、あおむけに寝たまま畳をたたいたり、しゃがんだ姿勢からごろりと後ろに倒れたりするやり方で受け身に慣れるようにしています。教師は「あごをひくと頭を打たない」とか「足が上がりすぎると、体勢が崩れて危ない」など、安全な姿勢の取り方を、実際にやってみせながら指導します。
こわいと思われがちな柔道に親しんでもらうための工夫です。
授業を体験した女子生徒の1人は、「きちんとやり方を守って安全にやれば、痛くもないし、怖くないと思いました」と話していました。三条市立第二中学校の渡辺久雄教諭は、「いきなり難しい技をやるとケガをしてしまうので、受け身をしっかりやってから簡単な技に徐々に進んでいって、生徒が安全に柔道をできるようにしたい」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033880181.html?t=1354811370828

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