東日本大震災で出た岩手県のがれきを本格的に受け入れる方針を示している三条市は5日、市議会に受け入れにかかる費用1200万円あまりを盛り込んだ補正予算案を提案しました。
三条市は、震災で出た岩手県大槌町の木材のがれきの試験焼却を10月に終え、安全性が確認されたとして、早ければ年明けから本格的に受け入れる方針です。
三条市はがれきの受け入れにかかるおよそ1200万円あまりを含む総額およそ3億円の補正予算案を5日から始まった市議会に提案しました。受け入れるがれきは、市内の福島新田にある焼却施設で1日に6点5トンを目安に、まず3ヶ月間焼却する予定で、予算案には、焼却費用や放射性物質の検査の費用などが盛り込まれています。一方、焼却施設の近くの福島新田甲の自治会は、同じくがれきを受け入れる方針の新潟市など5つの市の人口に応じた比率で受け入れる量を決めるよう求める請願を今回の市議会に提出する予定です。三条市のほか、柏崎市も10月がれきの試験焼却を終え、本格的な受け入れを今後、表明する見通しで、長岡市もことし中に試
験焼却を行うことにしている一方で、新潟市と新発田市は住民の強い反対で試験焼却のめどが立たない状況です。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033485711.html?t=1354719284468