子ども服が原因となる事故があとを絶たないことから子ども服の安全について考える講習会が新潟市で開かれました。
この講習会は子どもを事故から守ろうと日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会が開いたもので、新潟市の会場にはおよそ30人が集まりました。はじめに、講師がすべり台に子ども服のフードが引っかかって子どもがけがをしたケースなどについて説明したあと参加者たちが子ども服に潜む危険性について意見を交わしました。この中では、デザインのためだけに付けられている実用性のないひもは引っかかりやすいのでなくすべきだとか、ファスナーも子どもにとっては危ない場合もあるといった意見が出されていました。子ども服の安全をめぐっては業界団体のガイドラインはあるものの、公的な規格はなく事故があとを絶たないことから経済産業省が現在、規格について検討を進めています。参加者で孫がいるという女性は、「これまで子ども服の危険性について全く考えていなかったのでこれを機会に服を購入する際には安全を確認したい」と話していました。日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会東日本支部の「標準化を考える会」田近秀子代表は「国は子ども服の危険性について保護者に周知するとともに早急に安全規格をつくるべきだ」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035866521.html