新潟県中越地震から間もなく8年になるのを前に、大きな被害を受けた旧川口町で、子どもたちが全国から寄せられた支援に感謝しようと、黄色い旗にメッセージを記しました。
8年前の10月23日に発生した新潟県中越地震では現在は長岡市となっている旧川口町は震度7を観測し、6人が死亡するなど大きな被害を受けました。6年生の男子児童が亡くなった川口小学校では、全国から寄せられた支援に感謝するとともに、震災の記憶を伝えていこうと、毎年、子どもたちがメッセージを書いた黄色い旗を掲げています。10日は、全校児童242人が1文字ずつ書き込んだ旗をつなげて「8年前の震災の時はありがとう」とか「希望と勇気をくれてありがとう」などといったメッセージを完成させていました。6年生の女子児童は「震災のときは両親が近くにいなかったので怖かったことを覚えています。8年前に支えてもらったことを忘れずに感謝の気持ちを伝え続けていきたいです」と話していました。川口小学校の涌井泰二校長は「中越地震を覚えている子どもは毎年少なくなっていますが、全国の人たちに支援してもらった記憶を風化させず、子どもたちに受け継いでいきたいです」と話していました。この黄色い旗は、学校や公共施設、それに住宅の軒先に掲げられるということです。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035577691.html