《基礎3》CPUについて

CPUとは「中央演算処理装置」といい、パソコンの性能にもっとも影響を与えるもので、 パソコンの中で、データの計算処理や各装置の制御を行っています。

CPUの写真

メモリからデータを読み込んで、ユーザーがアプリケーションソフトなどを通じて出した命令を 解釈して、演算を実行します。

このようにCPUはパソコン内のほぼすべてのデータ処理を行っており、CPUの性能がパソコンの 速さに大きく影響します。
しかしユーザーが実際に体感する速ささは、メモリと各装置とのデータ転送速度や、画面描画の 速度なども関係するので、「CPUの速さ=パソコンの速さ」というわけではありません。

メール書いて送受信したり、「マイコンピュータ」などをクリックする操作で、さまざまな命令が CPUに送られ、CPUが与えられた命令に答えることで、コンピュータはさまざまな機能を実現するのです。 パソコンの機能のほどんどがCPUによって実現されているため、CPUは「パソコンの心臓」とも言われています。

例えば家電量販店などで、パソコンを買おうとしたり、パソコンのカタログを見てみると、 「Pentium4 3.0GHz搭載」などCPUの性能を示すことが書かれています。この数字によりCPUがどのくらい 賢いかがわかります。

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次に、CPUの処理速度についてです。

CPUには『コア』と呼ばれる核になる部分があります。
このコアの数が多ければ多いほど優秀と言えます。

コアの数 呼び方
1 シングルコア
2 デュアルコア
4 クアッドコア
複数 マルチコア

このコアを分かりやすく例えるなら、”脳の数”と考えると分かりやすいです。

シングルコアなら処理を行うときに1つの脳で処理を行います。

一方デュアルコアなら2つの脳で処理を行うので、同時に複数の仕事をこなすのに処理が早くなります。

クアッドならさらに…という感じです。
ただし、処理の速度は単純にデュアルならシングルの2倍か?というのは違います。

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CPUにはIntel製のものとAMD性のものがあります。

世界的なシェア数はIntelの方が多く、基本的にはIntel製CPUを覚えておけば困ることはないでしょう。

このページでは主にIntel製のCPUで説明させていただきます。

CPUの種類 説明 コア数
Atom 消費電力を抑えたCPU。現存では一番性能が低い。中古パソコンでようやく見かけるぐらい?スマートフォンの方が優秀なCPUの可能性がある。 1
Celeron Atomよりは性能が上。しかし読み込み速度など決して速いとは言えない。文章入力など最低限の目的のパソコンでよければアリ。 1
Pentium 昔は高級だったPentiumも今ではかなり下位。価格が安いのを重視するのであれば良いかもしれない。ちなみに管理人が生まれて初めて買ったパソコンはコレ。pentium100。当時最先端で20万もした。 1,2

 

Core 2 Duo 十年ほど前の最高級品。それなりにビジネスパソコンとして使えるかもしれないが、動画編集などはかなり厳しい。 2
Core i3 現在の低価格ノートPCやデスクトップの主力CPU。word,excel等使えれば良いと言うのであれば特に問題なし。簡単なネットゲームもいできるかもしれない。 2
Core 2 Quad Core i7の低位版CPU。低位と言っても十分速度は速い。 2
Core i5 動画やスカイプなどもサクサク読み込むことができる。動画、音響関係の仕事も可能になる速度。ただ、第一世代だともうすぐ厳しくなる時期なので、せめて第3世代以降を買いたい 2
Core i7 現在の高速CPUの代名詞。全く問題ない速度で仕事ができる。第一世代とi5の後期は同じ速度位になる 2,4
Xeon 現存する最高速ランクCPU。基本的には企業向けのパソコンに使われることが多く、家庭用としては勿体ないぐらい。一般向けにはここまで必要ない。 4,8~

同じCPUでも世代が後になると性能が良くなります。

判断の仕方は簡単。

CPUの後に書かれている数字を見ればいいのです。

例えば「Core i7-880」や「Core i5-4670K」などなどパソコンのスペック表をみるとCPUの種類の後に数字が書いてあるので、数字の種類で世代を確認することができます。

数字が3ケタ 第1世代
2000番台 第2世代
3000番台 第3世代
4000番台 第4世代
5000番台 第5世代
6000番台 第6世代

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周波数で速さを調べる。

パソコンのCPUを確認したいのに、中には世代が書いてないなど説明が中途半端な紹介文もあります。

そんなときに便利なのがCPUの周波数。

CPUの種類と一緒に『GHz(ギガヘルツ)』と書かれていればそれが周波数です。

難しいことはありません。GHzの前の数字が多ければ多いほどCPUの処理速度が速くなります。
例えば「2GHz」と「3GHz」なら3GHzの方が早いです。
小数点で書かれているものがほとんどなので、「3.46GHz」と「3.6GHz」なら3.6GHzの方が処理の早いCPUになるのです。

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