《基礎4》メモリについて

メモリとはデータなどを記憶する装置のことをいいます。

パソコンのデータは、ハードディスクに保存されています。パソコンを起動すると、必要なデータがまずメモリに呼び出されて、そこからCPUに送られて計算や処理が行われます。

パソコンのカタログに書かれているスペック表を見てみると「2GB」といった数字で記載されています。 この数字は、メモリの記憶容量を表します。この記憶容量とは、メモリがどれだけのデータを一度に記憶できるか、つまりメモリの大きさがどれくらいなのかを表すものです。

これを勉強机の例で表しますと、どれだけの参考書やノートを一度に広げられるか、 つまり作業スペースの広さがどれくらいなのか、ということを意味しています。
このとき、作業スペースが狭ければ、ノートや参考書を少ししか広げられません。たくさんの参考書を使おうにも、机の上に置いておくスペースがないのでは、必要な 参考書をいちいち本棚まで取りに行かなければなりません。
これでは、作業のスピードも遅くなってしまいます。

逆に、作業スペースが広ければ、最初からさくさんの参考書を置いておけるので、本棚までのムダな往復をしなくても済みます。また広々としたスペースで勉強できるため、作業も快適に行なえるでしょう。

パソコンの場合と同じように、CPUの作業スペースが広い、つまりメモリの記憶容量が大きければ、 それだけ作業の効率的に行えます。その結果、パソコン全体の動作が速くなるのです。

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