8日午前、新潟県佐渡市にある環境省の施設で、飼育していたトキの幼鳥1羽が逃げ出し、環境省の職員などが付近を探しています。8日午前7時半ごろ、新潟県佐渡市にあるトキの飼育施設の「佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション」で、飼育員が、ケージの中のマットを洗おうと中に入ったところ、トキの幼鳥1羽が、開いていた扉から逃げました。
飼育員や環境省の職員が、網でつかまえようとしましたが、幼鳥は、20メートル以上の距離を飛んで野生復帰ステーションの敷地内の林に入ったということです。
逃げ出したのはことし4月に誕生したふ化して47日目の幼鳥で、飛べるようになって間もないため環境省は、それほど遠くへは行けないと見て付近を探しています。野生復帰ステーションには、扉が2重に設けられていますが、当時はどちらも開いていたということです。
環境省の長田啓首席自然保護官は、「大切なトキを逃がしてしまい大変申し訳ありません。至急、見つけ出すとともに、今後の再発防止策も検討します」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035163741.html?t=1370728293038