長岡市は今年の長岡まつり大花火大会(2、3日)の観覧者数が過去最多の104万人だったと発表した。これまで最多だった昨年を1万人上回った。市は要因として、昭和20年8月1日の長岡空襲、終戦から70年、市合併10年の節目に加え、花火の内容が刷新されたこと、天候に恵まれたことなどを挙げた。
市によると2日は56万人(前年同日比3万人増)で単日としても過去最多。3日は48万人で同2万人減だったが「想定以上の人出」(市まつり振興課)とみている。
両日合わせて2万発が打ち上げられた。長岡花火の代名詞といわれる直径90センチの正三尺玉は、慰霊をイメージした白系▽復興に向け多色多様に花咲く千輪菊▽平和の象徴として地上まで垂れ下がる黄金しだれ-と3連発となり、長生橋いっぱいにかかったナイアガラと共演した。
中越地震からの復興を祈願し平成17年から始まったフェニックス花火は約2キロメートルにわたり9カ所から打ち上げられ、ひときわ大きな拍手が送られた。
合併記念の新型スターマイン「故郷(ふるさと)はひとつ」など新しいプログラムも加わった。
両日とも冒頭、日米の戦争犠牲者慰霊と世界平和への願いを込めた、慰霊の花火「白菊」が3発ずつ打ち上げられた。
今年は戦後70年を記念して、米ハワイ・ホノルル市の真珠湾で15日(現地時間14日)に白菊3発、16日(同15日)にはフェニックスなどが打ち上げられる。
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