[ カテゴリー:食育 ]

ゼロカロリーほど太っちゃう!? 知らなきゃヤバい「人工甘味料」の甘~いワナ

「カロリーの高いものは太るから」と、“ローカロリー”とか“ゼロカロリー”という表示の食品に惹かれていませんか? 「甘いものは太りそうだけど“ノンシュガー”を食べていれば大丈夫!」と積極的に摂っている方、ちょっと待ってください。

“ノンシュガー”や“ゼロカロリー”をうたった食品には、砂糖などのかわりに、カロリーのない“人工甘味料”が含まれているものが多いのですが、実はこうした食品を摂っていると、太りやすくなってしまうのだそうです。

「えっ!? ダイエットのためにわざわざ選んだ食品で、なんで太るの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、元ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントのエリカ・アンギャルさんの著書『SUPER BEAUTY SWEETS』を参考に、実は太りやすくなってしまう人工甘味料についてお伝えします。

 

人工甘味料が食べ過ぎを誘発する

ノンシュガーやローカロリー、ゼロカロリーをうたう食品には、砂糖を使わずに甘さを出すため、人工甘味料が使われているものがほとんどです。しかし、実はこの甘さは天然の甘味より強く、白い砂糖よりも強い中毒性が指摘されているのだそうです。

甘いものを食べたとき、体は糖分を分解する準備を始めますが、化学的に合成して作られた甘味料は、体内で糖分としては認識されません。

このとき、いつまでも糖分を得られない脳は「もっと甘いものを食べて糖分を摂るように」という信号を出してしまいます。すると、ますます甘いものが欲しくなって、食べ続けてしまうというわけです。

また、人工甘味料には満腹中枢を刺激する“セロトニン”の分泌を阻止する働きがあり、食べても満腹感が得られないのだそう。だから食べ過ぎてしまって、太ってしまうのです。

 

必ず原材料表示の確認を!

さらに、人工甘味料が腸内細菌に影響を及ぼして体重増加につながるという研究結果もあるそうです。

また、肥満以外でも心配なことがあります。人工甘味料を使用したダイエット飲料を大量に飲んでいる人は、飲んでいない人に比べ、うつ病になるリスクが約30%高いという報告もあるのです。

摂らないようにするには、原材料表示の確認をするのが一番です。アスパルテーム、スクラロース、サッカリン、アセスルファムK(アセスルファムカリウム)、といったものは人工甘味料ですので注意が必要です。

 

人工甘味料以外でも気を付けるべき甘味料

天然由来の甘味料でも気をつけた方がいいものがあります。それは“ブドウ糖果糖液糖”、“果糖ブドウ糖液糖”などと表示される“異性化糖(高フルクトース・コーンシロップ)”です。

これらは肝臓で代謝されるため、脂肪肝のもとになってしまうとのこと。また、糖尿病などの原因になるものとして問題視されているそうなので注意が必要です。

炭酸飲料やスポーツドリンク、ジャムやヨーグルト、ドレッシングなどに入っていることが多いので、摂取を控えるにはこちらも原材料欄のチェックをしたほうがいいでしょう。

 

以上、ダイエットにも健康にも悪影響を与えやすい人工甘味料についてお伝えしましたが、いかがでしたか?

「ノンシュガーでラクしてやせたい!」と思っている人ほど、気をつけた方がいいかもしれません。これからは、ぜひ原材料のチェックをしてくださいね。

http://wooris.jp/archives/151606

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