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「元気になる」「恋ができる」チョコレート効果の科学的な根拠

疲れた時、イライラした時、何か甘いモノが欲しくなりませんか? そんな時、チョコレートなどいいですよね。チョコレートが口一杯に広がると、何だか幸せな気分になります。実はこれには科学的な根拠があるのです。ここではチョコレートの秘密についてお話したいと思います。

■チョコレートは脳内のセロトニンを増やす!

チョコレートには、必須アミノ酸のトリプトファンが含まれています。トリプトファンにはいろいろな役目がありますが、その1つは、トリプトファンが血液中から脳内に入り、神経伝達物質のセロトニンの原料になることです。セロトニンには気分を調節する働きがあるので、脳内のセロトニンが不足すると、気分が落ちこんだり、イライラしやすくなります。

トリプトファンが血液中から脳内に入ると、他のアミノ酸と一種の競争が起きます。血液中にトリプトファン以外のアミノ酸が豊富にあると、トリプトファンはあまり脳内に入れないのですが、チョコレートを食べると、チョコに含まれる糖分で血糖値は上昇し、膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンにはトリプトファン以外のアミノ酸を血液中から筋肉へ追い出す作用があるので、競争相手が少なくなったトリプトファンは脳内に入りやすくなるのです。その結果、脳内のセロトニンの量は増加します。

以上が、チョコを口にすると、落ち込んだ気分が軽くなったり、イライラした気持ちが落ち着きやすくなるメカニズムです。

■チョコレートを口にすると恋の気分になれる!?

チョコレートにはフェニルエチルアミンと呼ばれる物質が含まれています。このフェニルエチルアミンは別名、LOVEMOLECULE(日本語訳は恋愛物質?)と呼ばれていて、恋愛中に脳内に分泌されやすい物質なのです。恋愛中、相手と目があったり、手に触れただけでドキドキすることがありますが、その時、脳内ではこの恋愛物質が分泌されています。

また、フェニルエチルアミンはエンドルフィンと呼ばれる物質を脳内で分泌させます。エンドルフィンは麻薬のモルヒネに似た構造を持つ脳内麻薬で、快感をもたらします。

ところで、チョコレートはペット、特に犬には良くありません。チョコレートにはカフェインに似たテオブロミンという物質も含まれているのですが、犬は人間と異なり、この物質を代謝する酵素が不足していて、体の外に効率的に排出できないのです。その為、チョコを大量に食べると、テオブロミンの毒性が強く現れてしまい、心停止が起きることがあります。もしも、愛犬がチョコレートを食べてしまったら、すぐに、動物病院に連れて行きましょう。

なお、今まで述べてきたチョコレートの良い作用は、量が少量の間だけです。チョコレートをたくさん食べてしまうと、血液中の糖分の量が大きく変動してしまい、かえって気分が落ち込みやすくなりますので、ご注意ください。

文・中嶋 泰憲(All About うつ病)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140214-00000004-nallabout-hlth

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