寒さがこたえる2014年正月。凍えた体を温めるお風呂は冬の楽しみだが、入浴は肌を乾燥させることが…。バスクリンの“お風呂博士”石川泰弘さんに、入浴と乾燥対策について教えてもらった。
「意外かもしれませんが、入浴そのものはお肌を乾燥させます。私たちの肌は最表面である角質層の上に皮脂が存在し、外界からの刺激や水分の蒸発、雑菌の繁殖などから肌を守る役割を果たしています。ところが、ボディソープなどで汚れを洗い流すと、いや、お湯に浸かっただけでも汚れと共に皮脂が一緒に流れてしまいます。そして、お湯の温度が高ければ高いほど、皮脂は流れやすくなるのです」(石川さん・以下同)。
乾燥が気になる季節だけに、入浴で肌の乾燥を悪化させないようにしたいもの。入浴時の乾燥対策ポイントは以下の3つ。
●熱めのお湯や長風呂は注意
水分の蒸発を最小限に納めるためにも、肌の乾燥が気になる季節や肌の調子が悪い時等は、温度の高いお湯を避けたり、長く浸かりすぎないよう注意が必要。冬なら40度程度が利用で、できるだけ効率よく身体を温めるためにも、半身浴より全身浴がおすすめ。健康な肌の人であれば、15分程度浸かると良いとか。
●入浴剤を積極的に使う
入浴でお肌が乾燥する理由は、お風呂から上がった時の体温が高く、皮脂が洗い流されている状態だから。お鍋やヤカンなどで言うと「フタをあけたままお湯を沸かしている」ような状態なのだ。「蒸発を防ぐためにも活用したいのが入浴剤。スキンケア効果のあるものは、全身保湿剤の役割を果たしてくれます」。
●湯上り後10分以内にスキンケアを
「皮脂が洗い流され水分が蒸発している“フタのあいた”バスタイム後のお肌。しかし、裏を返せば“フタがあいている”ため、スキンケア成分を取り込みやすい状態ともいえます」。このタイミングでスキンケアを行えばしっとりすべすべに。入浴後のお肌は10分後から急激に水分量が低下するため、湯上り後10分以内に行うこと。
入浴やスキンケアにもたっぷり時間がとれる正月休み。ただしい入浴法を身に着けて、2014年も美肌を目指して。
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