「毎日忙しくて、お風呂上がりの肌ケアが面倒くさい」。働く女性のための時短ケアとして、お風呂上がりに潤いや美容成分を補給してくれるとても便利なシートマスクが最近流行っています。使い心地も気持ちよく、便利でついつい毎日使いたくなりますね。
ただ、お肌に負担はなくても、シートマスクを使い続けることによって、肌がその状態でいることが基本となり、肌本来の力が低下してしまう危険性があります。
では、シートマスクの効果を実感するためにはどのような使い方が一番良いのでしょうか?
そこで今回、シートマスクの正しい使い方について、美容皮膚科銀座よしえクリニックの廣瀬嘉恵先生にコメントいただきました。
■シートマスクの使い過ぎは肌に良くない?
お風呂上がりのスペシャルケアとして便利なシートマスク。最近は30枚入りや120枚入りなど、大量枚数で販売されていることが多いですよね。
そこで、「シートマスクを毎日使って肌に負担はないの?」という心配もありますが、実際は肌自体に負担はかかりにくく、使っていると肌が潤ってハリや輝きが出てくることもあります。ただ、毎日使うのはちょっと待ってください。
■使いすぎると肌のバランスが崩れる!
あまり頻繁に使い続けていると、肌がその状態に慣れてしまうという危険性があります。シートマスクを使い続けた肌はシートマスクの美容成分なしの状態になると、うまくバランスを保てなくなり、たちまち肌の調子が悪くなってしまうこともあります。
また、効果も実感できなくなり、その成分では満足しなくなるケースもあります。そうなると悪循環ですよね。
■肌の甘やかしすぎもいけません!
どんな商品でも考えられますが、肌ケアに良い成分や高価な商品を使えば使うほど肌はその環境に慣れてしまい、安い化粧品や良い成分無しではいられなくなります。シートマスクの場合は、週に1、2回と回数を決めて適度なバランスでの使用をおすすめします。
美肌づくりにおいて、ナチュラルな状態をキープするのも肌ケアのひとつです。肌が慣れてしまわず、肌本来がもつ自然の力も存分に活用しながら共存していくのが良いでしょう。