高齢者、使い方誤り火災に
冬場になると、高齢者がストーブやガスコンロなどの燃焼機器の使い方を誤り、火災などにつながるケースが増えるとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけている。
2008~12年度の11~2月をみると、石油ストーブで計123件、電気ストーブで計115件、ガスコンロで計63件の製品事故が起きている。高齢になるほど発生数が増え、死亡や大けがなど被害の程度も重くなる傾向がみられた。不注意や誤った使い方をしたために、製品事故になったケースが目立つ。例えば、石油ストーブのカートリッジタンクのふたの締め方が不十分で漏れた灯油に引火したり、ガスコンロの使用中に衣服に火が燃え移ったり。また、周囲の可燃物がストーブに触れて燃えたケースや、グリル内にたまった油が発火したケースもあった。
NITEでは、「何気ない使い方でも製品事故につながることがある。製品の表示や説明書の注意事項をもう一度確認してほしい」としている。
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