海外への災害派遣に備え、国際消防救助隊(IRT)の登録隊員を対象とした連携訓練が24日、新潟市西蒲区の西蒲消防署で行われた。
新潟市や上越地域、長野市、東北など12消防本部・局の36人が参加。大地震で建物が倒壊、人が取り残されていると想定し、床面に見立てたコンクリート板にドリルで穴を開けたり、閉鎖された空間に閉じ込められた人を救助したりなど4つの訓練に取り組んだ。
IRTは全国77の消防本部、約600人が登録している救助チーム。新潟市消防局は11人が登録し、平成11年の台湾地震、23年のニュージーランド南島地震で計4人を派遣した。
合同訓練はこれまで全国単位で行っていたが、多くの隊員に技術などを身につける機会を与えようと、昨年から地域単位となり、今年は新潟市と神戸市で実施。新潟市消防局は「海外で他県の隊員とうまく連携できるように訓練したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131025-00000015-san-l15