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見られてからでは遅い! 再確認したいFacebookの公開設定

Facebookが新しく提供を開始する「グラフ検索」。まだ、日本語では利用できませんが、英語版では提供が開始されています。

従来のメニューバーにあるFacebookの検索は、使いにくいものでした。特に「新しいもの」を探す時、なかなか探している人やページにたどり着くことができず、苦い思いをした方も多いはず。なぜなら、Facebookの検索はすでに自分とつながりのある人、ページ、アプリを探すのに最適化されているからです。

グラフ検索は、これまでのFacebookの検索とは異なるコンセプトで作られた検索システムです。

グラフ検索の仕組み

グラフ検索は、Facebook上の人と人との関係に基づく「ソーシャルグラフ」と、興味、関心などの「インタレストグラフ」を組み合わせた検索方式です。

例えば「友達がチェックインしたことのあるレストラン」「友達が好きな映画」というように検索をすることができます。さらに、必ずしも友達にしばられる必要はなく、「自分の住むエリアで野球が好きな人」「家族が訪れたことのある都市」「1990年以前の写真」というように、自分の興味のあるキーワードで検索をすることもできます。

Facebookは、この検索機能によって、「今を共有する」というFacebookのコンセプトに、「コンテンツを探す」という新しい価値も加えることを目指しています。

ユーザーが情報を入力しなければ価値は生まれない

すでに友達関係という「ソーシャルグラフ」がFacebookの中にあります。Facebookは今、これに加えてユーザーの居住地や学歴・職歴、興味・関心、見た映画、好きな音楽、スポーツなどの入力をうながし、インタレストグラフも充実させようとしています。

自分のタイムラインを表示すると、プロフィールを充実させることをうながす表示があります。視聴した映画、書籍などは、すでに入力されたプロフィール情報や友達関係などから推測して、その人が好みそうなものをリコメンドしているようです。

見られて困るものは今のうちに隠そう

グラフ検索は、便利な一方で知らない人から検索されて見つけられる可能性もあります。心配な人は、今のうちに公開範囲を見直し、適切な範囲で表示されるように設定しましょう。

プロフィールの基本情報をチェック

まずは、プロフィールの「基本データ」を見直しましょう。自分のタイムラインから「基本データを編集」をクリックすると、項目の設定ができます。各項目の「編集」をクリックすると、公開範囲の設定ができるので、適切な範囲に設定します。基本データでは、職歴、学歴、音楽、映画、ゲームなどを設定できます。

写真設定を見直そう

これまでは、そのユーザーがアップした写真を確認するには、そのユーザーのページにアクセスして、写真のセクションをスクロールしながら見る必要がありました。グラフ検索が可能になれば、都市名、年代などを指定して表示できるので、全く知らない人に自分の写真を見られてしまう可能性がぐんと上がります。

「アクティビティログ」(https://www.facebook.com/me?sk=allactivity&privacy_)の写真から共有範囲を変更できるので、設定しなおします。

もう一つ注意したいのがタグ付けです。あなたの友達が大阪の写真をアップした時に、あなたをタグ付けしたとします。別の誰かが大阪の写真を検索した時、その写真が表示されたら、そのタグ付けからあなたの名前がわかってしまいますし、そのタグからあなたのタイムラインを表示することもできます。好ましくない場合は、タグ付けを削除するとよいでしょう。「アクティビティログ」の「写真」→「あなたが写っている写真」で公開範囲をクリックすると、タグの削除ができます。

公開範囲をあらかじめ設定しておこう

Facebookでは、毎回シェアする範囲を「公開」「友達」「友達の友達」「カスマイズ」などから選択することができます。投稿はすべて「友達」の範囲までにしたい、という時は、投稿の共有範囲をあらかじめ指定しておくと便利です。

投稿の範囲は、上部メニューの右側にある「プライバシーショートカット」(メニューでは南京錠のマーク)の「私のコンテンツを見ることができる人」の「投稿の共有範囲」で変更できます。

しかし、一度「公開」で投稿をすると、その設定が以降の投稿に引き継がれたりすることもあるので、投稿するたびに共有範囲をチェックするのは忘れないようにしましょう。

まとめ:「知らなかった」で恥ずかしい思いをしないように!

今回は来るべき「グラフ検索」時代に備えて、Facebookの個人のプライバシーを守る設定について紹介しました。

一方で、Facebookページにとってはグラフ検索はチャンスです。これまでなかなかユーザーに見つけてもらえないというお悩みのFacebookページ管理人の方は、まずはFacebookページの基本情報をしっかり入力して、検索結果にでやすくしましょう。写真にタグ付けなどもこまめに行うとよいでしょう。

 

(深谷歩 株式会社深谷歩事務所:http://officefukaya.com/)

http://news.goo.ne.jp/article/niftybusiness/life/medical/niftybusiness-bm-48501.html

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