県教育委員会は出張旅費など約７２万円を不正受給したとして県立巻高校（新潟市）の阿部徳之教諭（４７）を懲戒免職、生徒に体罰を行ったとして高校教諭１人を停職３カ月、高校と中学の教諭５人を戒告処分にしたと発表した。いずれも１７日付。
県教委によると、阿部教諭は平成２０～２４年度、当時勤務していた県立三条商業高で運動部の虚偽の活動指導により、教員特殊業務手当や出張旅費など約７２万円を不正受給していた。今年度の担当者が当時の生徒会遠征補助費の書類を調べた際、部員ではない生徒が含まれていたことから発覚した。
停職３カ月は、下越地方の県立高の５０代男性教諭。昨年１２月に部活動指導中、生徒のほおを平手で数回たたき、鼻血が出るなどのけがをさせた。戒告は下越地方の県立高の４０代男性教諭２人と中越地方の中学の４０代男性教諭３人。
また、県教委は、今年度採用した３０代から５０代の小学校教諭１人と中学校教諭２人の採用を４月１日にさかのぼって取り消したと発表した。義務づけられている教員免許の更新講習を修了せず、失効していた。
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