風疹の流行に歯止めがかからない中、新潟市は、妊娠を希望している女性などを対象に風疹の予防接種にかかる費用の一部を助成する制度を17日から始めました。
風疹は、患者のせきやくしゃみを通じて広がり、妊娠中の女性が感染すると、赤ちゃんの目や耳、それに、心臓などに障害が出るおそれがあります。風疹の流行に歯止めがかからない中、新潟市は17日から予防接種にかかる費用の一部を助成する制度を始めました。新潟市中央区の診療所ではことしに入ってから風疹の予防接種を希望する人が増えているということで、17日も希望者が窓口を訪れていました。予防接種を受けた40代の男性は「子どもができたときのことを考えリスクを少なくするために受けました」と話していました。新潟市の助成は▼妊娠を希望している女性と、▼妊娠中の女性と暮らす家族の、それぞれ23歳以上の人が対象で最大3000円の自己負担で予防接種が受けられます。期限は、来年3月末までで、すでに、ことし4月以降に予防接種を受けた人も、領収書を提出すれば、助成を受けることができるということです。診療所の鈴木紀夫医師は、「特にこれから妊娠を望む女性には、早急に受けてもらいたい」と話していました。予防接種をめぐっては、多くの自治体が助成制度を導入したためワクチンが一時的に不足するおそれがあるとして、厚生労働省は予防接種は妊娠を希望する人などを優先するよう、自治体や医療機関に協力を求めています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035303351.html