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山古志の迷い猫 飼ってます―長野の女性、支所に手紙

 6年前の中越地震後に旧山古志村(現長岡市)で迷子になった猫を飼っているという手紙が、写真とともに長岡市山古志支所に届いた。  手紙を書いたのは、長野県駒ヶ根市の女性。  同支所は「年月を越えたうれしい便り」と喜び、1日付の「山古志支所だより」に写真付きで掲載して元の飼い主を探すことにしている。
 手紙は2010年12月4日、斎藤隆支所長が駒ヶ根市の隣の長野県飯島町で「災害時の助け合い」をテーマに講演した際、同町職員から受け取った。  女性は、隣の町に山古志関係者が来ると聞き、「知らせてほしい」と職員に託したという。
 猫は中越地震から約2か月後の2004年末頃、同県伊那市から山古志に支援に訪れたボランティアが、迷子になった犬や猫を連れ帰ったうちの1匹。  その後、女性のもとで飼われるようになった。
 女性は「元の飼い主の方が心を痛めているだろう」と思ったが、手紙をどこに出せばよいか迷ううちに、出しそびれてしまったという。
 猫は、メスの三毛猫で、左後ろ足が茶色、右後ろ足が黒と色違い。  保護した当時は1歳くらい。  賢く、今はのんびり日なたぼっこなどをしながら幸せそうにしていると、手紙で紹介されている。
 旧山古志村では、中越地震の際、全住民が一時村外へ避難。  家畜も含めほとんどの動物が置き去りになった。  飼い主からはぐれた犬や猫も多く、生き残った飼い犬を題材にした映画も制作されている。
 同支所だより担当の星野美枝子さん(38)は、この猫の話を掲載した今回発行の支所だよりと一緒に、「私も地震で飼っていた猫が所在不明になり、あきらめていた。 自分の猫ではないが、ほっとした気分。 とてもありがたく思います」と感謝の手紙を女性に送った。
 斎藤支所長は「感動した。 これを機に飼い主同士などで交流が始まるかも」と話している。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110101-OYT8T00148.htm-YOMIURI ONLINE

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