佐渡と本州を結ぶフェリーを運航する、第3セクターの佐渡汽船が会社の創設から100年を迎え、新潟市で記念の式典が開かれました。
佐渡汽船は大正2年に前身となる会社が創設されてからことしで100年になりました。
24日は、これを祝う式典が新潟市中央区で開かれ、佐渡汽船の歴代の経営陣や出資する新潟県など関係者およそ260人が出席しました。式典では、佐渡汽船の小川健社長が「これまでの100年からこれからの100年に向けて、引き続き安全運航を徹底するとともに、佐渡を訪れる観光客の増加に取り組んでいきたい」とあいさつしました。また、新潟県の泉田裕彦知事が「再来年の北陸新幹線の開通でアクセスが良くなる関西からの観光客の増加も期待されているので、今後もがんばってほしい」と祝辞を述べました。
会場では、老朽化したカーフェリー「おおさど丸」の後継として来年導入される新型フェリーが、国の天然記念物トキにちなんで「ときわ丸」と名付けられたことが発表されました。佐渡の観光客は、年間120万人あまりが訪れた20年前のピーク時の半分以下まで落ち込んでいますが2年続けての自然界でのトキのひな誕生や北陸新幹線の開業で回復が期待されていて、佐渡汽船でも観光キャンペーンに力を入れていくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034014151.html?t=1366836385866