乳がんで乳房の一部を摘出する手術を受け、胸に大きなへこみができた患者に、自身の幹細胞を移植する再生医療の臨床研究を中山敏鳥取大准教授らの研究チームが行い、元の状態に近づけることに成功した。21日から横浜市で開かれる日本再生医療学会で発表する。
がんと周辺組織だけを切除して乳房の大半を残す温存手術でも、切除した部分に大きなへこみが残ったり、放射線治療の影響で全体が萎縮したりすることがある。外観を戻すには背中から筋肉と皮膚を取って移植する負担の大きな手術などしかなく、あまり行われていない。今回の方式は負担が小さく、中山准教授は「将来広く普及してほしい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130321-00000006-jij-soci










