泉田裕彦知事は仕事始めの4日、県庁講堂で県職員への年頭あいさつを行った。昨年末に新政権が発足したことを受け、「社会、経済構造が変化すると、必ず(変化から)取り残される人が出る。しっかりサポート体制を作らないとひずみが出てくる」ときめ細やかな目で県民生活を見ていくことを求めた。
県政の課題として、東日本大震災による避難者への対応と少子化問題を挙げた。若者の人口流出を問題視し「新潟に住んでよかった、新潟で子育てをしたいと思える地域社会を作ることが日本の諸問題を解決する突破口になる」と話した。
また、この日開かれた記者会見では、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関連して、安倍晋三首相が安全な原発の再稼働を明言していることに対し「『安全なものを動かす』という以上は、何をもって安全を確認するかという基準が必要」とし、「福島第1原発事故の検証がされるまで再稼働の議論はしない」という従来の主張を繰り返した。
1月5日朝刊
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