北朝鮮による弾道ミサイルの発射予告期間延長を受け、政府は、当面の発射は難しいとの見方を強めている。
防衛省幹部は10日、「3段式ミサイルの1段目の欠陥なら根本的な問題の可能性が高く、改善や点検に相当時間がかかる」と語った。
ただ、政府は「技術的な問題が解決されれば、早期に発射する」(政府筋)とみて、11日以降も防衛省を中心に厳戒態勢を継続する。
発射がずれ込めば、不測の事態に備えて迎撃態勢をとる自衛隊も長期戦を強いられる。防衛省は今回、運用可能だったイージス艦4隻のうち1隻をミサイル対応から外すなど、警戒・監視態勢の長期化も視野に入れた態勢を敷いている。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20121210-567-OYT1T00989.html