[ カテゴリー:ネット問題 ]

「食べログ」やらせ問題 揺らぐ信頼

観光地の飲食店を「食べログ」で調べるユーザーは多い。「もんじゃ焼き」を目当てに全国各地から客が訪れる東京都中央区の月島もそうした地域の一つだ。一部の店で昨年秋以降、突然、客の行列ができるなどの“異変”が続いている。約60店が加盟する月島もんじゃ振興会協同組合が調査した結果、2軒がやらせ業者へのランキング操作の依頼を認めたが、他数店でも疑惑が浮上している。

「『食べログ』さんの内容はお金をかければ評価をよくできます。月10万円で5件、12万円で10件の口コミを書き込みます」

昨年11月、東京・月島のもんじゃ焼き店を訪れた自称「飲食店コンサルティング会社」の男性社員は店主に対し、こう持ちかけた。

男性社員は名刺も出さず、資料もパソコンの画面で示しただけ。店主は不信感を募らせ、ランキング操作を依頼することはなかったが、「ネットで人気店を検索する観光客も多い。一時的には売り上げを伸ばせるかもしれない」との思いが頭をよぎったという。

店主や組合の話によると食べログの評価を高める手法は2つあるという。

やらせ業者が「料理の量や質、店の雰囲気」について具体的に「好印象」を書き込む方法のほか、食べログ上の店舗紹介ページへのアクセス数を増やし、注目順を上位に押し上げる方法だ。報酬は月額固定や成果に応じて支払うという。

組合の調査では、どれがやらせの書き込みかは特定できなかったが、ある店舗の1週間の閲覧数は約1千件だったが、急に4万件を超えるようになっていた。

食べログに食の専門家として評価の書き込みを続けている飲食店コンサルタント、田川耕(こう)さん(49)は「匿名で投稿できる気軽さを逆手に取っており、サイトの信頼性が保たれない」と指摘。「確認を強化すると書き込み自体が減ってしまう。急激な閲覧数増加などを運営側が調査し、個別に対応するしかない」と話す。ネット情報の信頼性を揺るがす事態に発展する可能性を指摘する専門家もおり、徹底した対応を求める声もあがっている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120105-00000594-san-soci

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