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室内でも熱中症リスク 湿度も注意

【熱中症】室内で熱中症のリスクが高い行動は?「熱中症かも」と思ったらどうする?予防から対処法まで

東京消防庁によると、熱中症による救急搬送は、梅雨の合間の突然気温が上昇した日や、湿度の高い蒸し暑い日が発生する6月頃から多くなります。
具体的には、気温が26℃~35℃、湿度が60%~90%の範囲に入ると、救急搬送人員が多くなるというデータがあります。気温が26℃程度でも、湿度が高ければ熱中症になるリスクは高まるのです。

ただ、身体が暑さに慣れていないという点では、より早い、5月から注意をしたほうがいいでしょう。

■熱中症にならないために…「室内」「屋外」それぞれのポイント
熱中症にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

外出するときは、帽子や日傘で直射日光を避けましょう。動いていなくても、こまめな水分・塩分補給を心がけましょう。水分補給は1日1.2Lが目安です。

室内にいる時は、昼夜問わず、室温28℃を超える場合は、エアコンを使用しましょう。
温度だけでなく、湿度にも注意が必要です。湿度が高ければ熱中症になる危険が高くなるので、扇風機などを使って涼しく風通しの良い環境で過ごしてください。

特に、料理をしている時は火を使うことが多いので、熱と共に蒸気が発生し、湿度が高くなります。換気扇をまわしましょう。

■どんな症状がみられる?3段階で熱中症の症状を理解しよう
熱中症の症状は3つの段階に分けられます。

【軽度】「めまいや立ちくらみ」などの症状
→対処法としては、まず涼しい場所への避難。衣服をゆるめたり、水分・塩分を補給。経口補水液やスポーツドリンクが理想です。

【中度】「頭痛や吐き気」などの症状
→対処法としては、軽度と同じ対処をしつつ、全身に血液が回るようにするため、足を高くして涼しい場所で休みましょう。そして病院で診てもらいましょう。

【重度】「意識障害や高熱」などの症状
→対処法としては、体を冷やすために、首・脇の下・脚の付け根など血管が太い部分に氷や水を当てましょう。そしてすぐに救急隊の要請をしてください。

ただし、「めまいだから今は軽い症状」などと自己判断せずに、必要に応じて病院を受診するなどしましょう。

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