[ カテゴリー:社会 ]

びわ湖毎日マラソン:大津の松村さん、ボランティア通訳15年 /滋賀

◇海外選手に励まされ
海外招待選手が参加する「びわ湖毎日マラソン」(毎日新聞社、日本陸連など主催)で、大津市桜野町2の松村正子さん(58)が15年前から英語のボランティア通訳を務めている。心臓や腰を手術し、「今年は無理かも」と悩んだが、親しくなった海外選手から届くメールに励まされ、今年も縁の下で大会を支える。【村瀬優子】
「日本のお母さんになってください」。昨年の大会で親しくなったケニアのペースメーカー、サムエル・ドゥング選手(22)=愛知製鋼=に頼まれた。海外招待選手には担当の通訳がつき、ペースメーカーは主にボランティアが担当する。
ドゥング選手とは大会後もメールのやり取りを続け、昨年6月に心臓のバイパス手術を受けた後、「あっちこっち悪くてだめやわ」と漏らすと、「大丈夫、すぐよくなるよ」と返信がきた。「僕の母親が、体は花のようなものだと言っていた。毎日変わり続けているんだ」。チューリップの絵文字が添えられていた。松村さんは「悪いことは続かないよ、と言ってくれてるんだ」と涙があふれた。その後も「毎日、あなたのことを祈ってます」などと、励ましのメールが届いた。
チューリップのメールと共に大切にしているのが97年の第52回大会で優勝したスペインのM・フィス選手のゼッケンだ。誕生日が開催日に近く、通訳たちでケーキを贈るなど親しく付き合ってきた。最後に出場した第56回大会では、苦しそうな表情で走り切る姿を見守った。ゴール後、かつての王者は汗にまみれたゼッケンを優勝時と同様にプレゼントしてくれた。
松村さんは「通訳を通して、多くの選手たちの心と触れ合えた。続けてきてよかった」と話し、6日のレースを楽しみにしている。
◇タイマー車の組み立て完了
レースでタイムを表示するタイマー車3台が3日、発着点となる皇子山陸上競技場(大津市御陵町)で組み立てられた。1台は先頭集団の前方や後方を走り、残る2台は計測の公式ポイントに先回りして選手たちにスタートからのタイムを知らせる。
大会に協賛するシチズン製のタイマーを電気自動車の上に取り付け、作動状況を確認した。作業にあたったシチズンTICの柏洋一部長は「選手には自分のタイムを確認しながら走り、記録にチャレンジしてもらいたい」。電気自動車を提供した関西電力滋賀支店の高田仁副長は「環境に優しい車で、素晴らしい大会になるよう貢献できれば」と話していた。【村瀬優子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110304-00000231-mailo-l25

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