東日本大震災で出た岩手県大槌町のがれきの受け入れを表明している長岡市で焼却施設のある栃尾地域の商工会などの団体が、がれきの試験焼却を容認する決議書を長岡市に提出しました。
がれきの試験焼却を容認する決議書を提出したのは、栃尾地域の商工会や区長会それに青年会議所などあわせて7つの団体で、各団体の代表らがそろって長岡市役所を訪れ、森民夫市長にそれぞれが決議書を手渡しました。
栃尾地域では焼却施設周辺に住む住民たちが受け入れに反対していますが、これらの団体は、岩手県を視察に訪れて、がれきの仮置き場で放射線量を測定するなど安全対策がとられていることを確認したうえで、がれきの試験焼却を容認することを決めたということです。
栃尾商工会の稲田育彦会長が「被災地の現状を視察して、なんとかしなければという思いになりました」と述べて、がれきの受け入れに協力する考えを示したのに対して、森市長は「被災地を応援したいというお気持ちを頂き大変うれしく思います」と答えていました。同じ栃尾地域では、焼却施設周辺に住む住民たちが依然として受け入れに反対しているため、長岡市では、今後も安全対策などの説明を続けて受け入れに理解を求めていく方針です。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033516161.html?t=1353066834003