31日午前、上越市の工場の敷地内で旧日本軍の爆弾が見つかりました。
自衛隊の調査で、この爆弾は信管が無く、爆発することはないことがわかりましたが、一時、近くの小学校の全校児童が避難する騒ぎとなりました。
31日午前9時半ごろ、上越市港町にある大平洋特殊鋳造・直江津製造所の敷地内で、ガスを流すパイプを設置するため掘削作業をしていた作業員が爆弾を見つけました。
警察によりますと、爆弾は、▼長さ1メートルあまり、▼直径18センチの円筒状で、陸上自衛隊の調査の結果、旧日本軍の50キロ爆弾だったことがわかりました。爆弾は信管が無く、爆発することはないことがわかりましたが、警察では、一時、現場から半径100メートルを立ち入り禁止としました。
このため、現場から400メートルほど離れた古城小学校でも、一時、全校児童46人が、近くの佐渡汽船ターミナルの建物内に避難しました。
古城小学校の青野直樹校長は、「こんなに近くで不発弾が見つかったのは驚いたが、子どもたちは怖がることもなくスムーズに避難できた」と話していました。
爆弾は、陸上自衛隊朝霞駐屯地で処理されるということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034677941.html