9月26日、長岡保健所管内でクサウラベニタケによる毒きのこ食中毒が
発生しました。県は本格的なきのこ狩りシーズンを迎え、今後も毒きのこ
による食中毒の発生が懸念されることから、毒きのこ注意報を発令しまし
た。
クサウラベニタケは、秋に広葉樹林の地上に群生し、食べられるきのこ
のウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジ等とよく似ており、
誤って採取されて食中毒なることがあります。特にウラベニホテイシメジ
は、同じ時期に同じ場所で発生することがあるため、1本1本見分ける必
要があります。食べたときの症状は、おう吐、下痢、腹痛などの消化器症
状のほか、クサウラベニタケが持つムスカリンという毒素による発汗など
の神経症状も呈すことがあります。
今回の食中毒事件は「前に採って食べたきのこに似ていたから」という
不十分な知識で安易に採取した結果発生しました。
野生きのこを採取する際は、「○○という食べられるきのこ」と正確に
判断できるきのこだけを採取するようお願いします。それ以外のきのこは、
絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」ことをしっかり守って、
安全なきのこ狩りをお楽しみください。
にいがた食の安全インフォメーション/毒きのこ食中毒情報
http://www.fureaikan.net/syokuinfo/01consumer/con02/con02_03/con02_03_01.html