新潟県三条市が12月から4カ月間、市立小中学校の全30校で給食に牛乳を出すことを試験的にやめる。米をはじめとする和食中心の給食に牛乳は合わないというのが理由だが、賛否の論議が起きている。
コシヒカリのご飯、ヒジキと大豆のサラダ、サケの西京焼き、タケノコや里芋などを煮たのっぺい汁、そして牛乳。市立栄中央小のある日の献立だ。市は6年前からパンや麺類をやめ、主食を米飯だけに切り替えた。米どころの食文化を伝える食育のためだ。
これを受けて保護者らから「牛乳はご飯と合わない」との意見が相次ぎ、今春の消費増税で議論に拍車がかかった。給食費は小学校250円、中学校300円。牛乳は1パック(200ミリリットル)で約50円かかる。市は給食費を据え置くため、4カ月間、牛乳を出さないことを決めた。
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